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日々の便り

 

いまさら届いた例のアレ

とうとう緊急事態宣言が解除されましたね。やや見切り発車感はあるものの、経済動向を見るに、そろそろ限界という判断だったのでしょうか。しかし、そういう空気を察してか否か、先週末の東京は既にだいぶ緩んだ空気になっておりまして。河原が混んでいるのはいつものことですが、それに加えて市街地に、マスクもせずに出歩く集団がとても多く見られました。

暑いからとか、化粧が云々とか、まぁ色々と理由はあるのでしょうけれど、なによりもう皆さんウンザリし始めているのではないでしょうか。やはり、差し迫った見える危険がないままに、一ヶ月以上も緊張を保ち続けるというのは難しいのだと思います。そこへ宣言解除になりそうな空気と、長雨の後の晴天ということもあって、街へ繰り出した人が増えたのでしょう。

大方の予想通り緊急事態宣言は解除されたわけですが、一方でサッパリ進まないのが具体的な施策の方です。補助金の類は例によって書類祭りで、そう簡単には申請できない仕組みになっていますし、申請したところでなかなか支給されないそうで。どうにも日本というのは何をやっても動きが遅い体質のようですね。拙速より巧遅とはいいますが、ものには限度があるというものです。

そういえば、一頃何かと話題をさらったアベノマスクですが、もう皆さんのお宅には届いたでしょうか。なんでも感染者の多い都道府県を優先しているとかで、東京都や北海道はその優先対象だったはずなのですが・・・我が家には届かず。これはもう、騒動が終わってから届くのかもねなんて笑っていたら、ようやく我が家にも届きました、先ほど。

アベノマスク
アベノマスク posted by (C)circias

もうツッコミどころ満載で、どうしてくれようって感じです。うちのような大家族に二枚だけ配ってどうするんだとか、もうマスクは普通に手に入るぞとか、こんなちっさいガーゼマスク何に使うんだとか。何より笑うしかないのは、「優先的に配布されたのに」緊急事態宣言が終わった後で届いたということ。瓢箪から駒、とでもいいましょうか。

実用できない繊維ゴミに数十億単位の税金を突っ込んだ時点でもうアレですが、せめて配達が早ければもうちょっと格好もついたのでしょうけれど。遅れに遅れて優先対象で緊急事態宣言解除後って、もうなんのギャグですかって話です。優先対象の都内でさえこのザマでは、その他の県ではいつになるのでしょうね。

誰か、アベノマスク到着時期マップとか、作ってくれないかな。きっと面白いことになりますよ。

保身と無責任の行方

なにやらまた都知事が必死になってアピールしているようですね。なんですか、買い物に行く人数を絞れだの、三日に一回にしろだの、入店制限をしろだの。それらを忠実に守ると何が起きるか、誰かあの生活力のないおばさんに説明してあげなかったのでしょうか。

1)買い物人数を絞るとどうなるか
当然、持ち物が増えます。一人暮らしや二人暮らしならともかく、家族が大勢いる家の場合、その増え方は大変なものになるでしょう。すると会計に時間がかかり、袋詰めにも時間がかかります。結果、レジで大渋滞が起きます。というかこの現象、すでに起きているんですよね。それが酷くなるわけです。

2)買い物頻度を三日に一度に減らすとどうなるか
一回の購入量が3倍になります。すると1)の現象はさらに酷くなります。しかも、初回は店側も備えていませんので、あっというまに買い占めと品切れが起こります。すると、品切れに誘発されたパニック買いが発生し、品薄が長期化することになります。準備もなしにこんな要請をするのは、買占めをやれと言っているのと何も変わりません。

3)入店制限をするとどうなるか
ただでさえ営業時間を短縮されたせいで、分散していた買い物客が限定された時間に殺到しています。そこに入店制限などかけたら、店の外に行列ができます。行列を安全に待機させることができるマーケットなど、市街地にはありません。結果、普通に営業しているよりも多くの人が互いに濃厚接触することになるでしょう。

そもそも、スーパーが混んでいるのはあのおばさんが余計なことを言って、営業時間を短縮したからなんですよ。もともと、働いている人は買い物できる時間なんて限られているんですから。それを夜中にずらすのではなく、夜中をカットして夕方に全部詰め込んだのですから、混まない方が不思議です。まぁ、あのおばさんは家事なんてする必要がないから、そのあたり実感がないのでしょうけれどね。

それにしても、小池知事は騒動の初期から、どうしてこんな誰のためにもならない宣言を連発して、高齢者のパニックを煽っているのでしょうか。恐らく一つには、「自粛」を呼びかければパニック勢からの支持率がアップするから、というのがあるのでしょう。もうひとつは、保身ですね。何もしなかったと言われないためには、実効性が皆無であっても何かしらアクションをしておかなければなりません。

煽れば煽るほど高まるパニック勢からの支持率に、よほど気を良くしているのでしょうね。繰り返される無責任な会見が、幾度もの買占め騒動や現在もある河原やマーケットでの混雑を作り出しているというのに、ご本人はさらに意気軒昂です。「呼びかけ」だけして、一切補助もしなければ責任も負わない。随分と都合のいい実績づくりもあったものですね。何もせず、口だけ動かして「実績」をアピールする。そんな薄汚い日本の権力者の典型的な行動と言えるでしょう。

こんな無能な口だけ人間が政治屋をやっていられるのは、結局のところ簡単に煽られてそれを支持する人間が大勢いるからで・・・なんとも絶望的なことです。少なくとも民主主義国家において、政治の質は大衆の質の反映なわけで、つまりこれが現代日本の本質だというわけですね。なるほど、常日頃、職場でミニ小池をよく見かけるのもある意味当然と言えるでしょう。

結局今回も、責任を取るべき人間はほぼ何も有効な手立てを取らずに口だけ動かして、あとは現場の頑張りで危機を切り抜けて、うまくいったら連中はその手柄を自分のものにするだけ。うまくいかなかったら、現場のせい。

でもこれって、実は戦前からの伝統なんですよ。学校では一切教えてくれませんが、第二次大戦中の戦闘記録を調べれば、「日本企業あるある」や「お役所あるある」の塊であることに気付くでしょう。現実からは目を背け、楽観論を礼賛し、責任は押し付け合い、困ったら精神論、保身のための中途半端な対策で戦況を悪化させる指導者たち、足りない戦力が逐次投入され、無意味に蕩尽されていく。

ね、コロナ対策でも、そのまんま当てはまるじゃありませんか。要するに、明治以降の日本は何一つ進歩なんてして居ないって事です。うんざりしますね。教育も、祈りだの想いだのとお花畑なことを刷り込んでないで、もっと本当の戦史を叩き込むべきだと思うのですよ。そうすれば、少なくとも若者には、日本的失敗パターンが見分けられるようになるでしょうから。

TU-8150でGolden Blackを試す

昨年の今頃は確か熱を出していたかと思いますが、今年は正月を自重して過ごした甲斐もあり、どうやら無事に一年のスタートを切ることができたようです。とはいえ、正月は専ら寝ていたもので、その分の雑用は全部後ろ倒しになっているため、大変忙しくて仕方ないのですが。

後回しになっていたのは用事ばかりではありません。趣味関係も、色々と。その中の一つが、TU-8150のカスタマイズです。実は冬のボーナスでちょっとお高いカップリングコンデンサを購入していまして、正月はそれで遊ぼうと思っていたのですけれど、結局手を出さずに置きっぱなしになっておりまして。MUSES2のように半年放置にならないように、この三連休で装着と慣らしをやってしまうことにしました。

Golden Black 0.1uF
Golden Black 0.1uF posted by (C)circias

というわけで、上の写真がそのお高いコンデンサです。アムトランスのGolden Blackというブランドで、なんでもビンテージオイルコンの代替品になることを目的とした国産の新商品なのだとか。型番は「AMCY-104/630」です。コンデンサは上を見れば万円クラスがあるのですが、これは一本1800円くらいですので、お高いと言っても中堅どころですね。

とはいえ、これまでコンデンサといえばOrange Drop一択でしたので、私としては大冒険です。オレンジドロップは素直に音をアップグレードしてくれるのですが、果たしてこのコンデンサはどんな特性があるのでしょうか。

2020-01-13
2020-01-13 posted by (C)circias

交換するのは、写真中央のMT管ソケットの左右に写っている、緑色のフィルムコンです。C103とC203ですね。これを、オイルコンデンサに置き換えるわけですが・・・。普通のキットですと、素子のサイズが何倍にもなってしまうので、配線で苦労することになります。

しかし、TU-8150は予めここを大型コンデンサに置き換えることを想定してプリント基板が作成されているので、単純に置き換えるだけで良いのですよね。最近のELEKITのアンプはどれもこの配慮があるので、私のような改造好きはとても助かります。というわけで、サクッとフィルムコンを外して置き換えを。

2020-01-13
2020-01-13 posted by (C)circias

作業は60Wのコテと半田吸い取り器で素早く行いました。なぜ60Wかというと、ワット数の低い半田ごてで一度固まったハンダを溶かそうとすると時間がかかりすぎ、かえってプリント基板を痛めるからです。コテでグリグリやるくらいなら、強力なコテで一瞬で溶かす方が、基盤を傷めずに済むんですよね。

新しいコンデンサの半田づけも、もちろん60Wで。私はWBTの無鉛銀半田を使っていますが、60Wなら2秒弱で理想的な半田付けが可能です。コテを当てている時間は実質2秒もないと思いますね。これが30Wとかでやろうとすると、半田は溶けないし基盤につかないしイモハンダになるしで、ろくなことがありません。

さて、ものの10分程度で付け替え自体は完了し、組み上げてさっそく音出しをしてしてみた訳ですが・・・最初の印象は、「音が丸い、音が重い」でした。明らかに低音が大きくなっていて、しかもスピード感が増しています。おかげで低音楽器の表現はずいぶん格好良くなりました。ところがそのトレードオフとして、高音の輝きがなくなって、音が全体的に丸くなってしまったのです。

印象としては、ヤマハのピアノがベーゼンドルファーになったような変化、といえばわかりやすいでしょうか。確かに音は厚くなり、柔らかくなり、重くなり、艶めかしくはなったが、輝かなくなった、という。それが最も顕著に出るのが、アコースティックギターです。このアルバムの一曲目の「Aqua」が、なんかコロコロした印象に(笑

○Be.: Tones


しかし、諦めるのはまだ早い。この種の部品は大抵の場合、慣らし運転で音が変わるのです。というわけで、バッハやらグリーグやらを流しっぱなしにして、外出。24時間、稼働状態を維持してみました。で、本日改めてこのアルバムを聴いてみたのですが・・・戻ってきましたよ、高音の輝きが。

交換したての良い部分はそのままに、高音にも張りが戻ったことで、音がそっくり一段階グレードアップされたような形になりました。とはいえ、やっぱり以前と比べるとやや高音の刺激は弱くなっていると思います。例えば、古楽器のキシりやギターのアタック、ボーカルの擦音の類が大音量でも耳に刺さらなくなったので。

そのため、以前より大音量で音楽を流しても、耳が痛くなるようなことがなくなりました。もしかしたら、デフォルトの状態では高音はやや過剰に尖っていたのかもしれませんね。

一時はどうなることかと思いましたが、このコンデンサはなかなか良さそうです。果たしてお値段分の効果があるのかと言われるとちょっと微妙な気もしますが、この密度感のある音は、間違いなくデフォルトのコンデンサよりはずっと良いと思いますね。ボリュームを上げても煩くないというのは、バランスが良く歪みが少ない証拠ですし。

というわけで、アムトランスのGolden Black、このまま使い続けてみようと思います。ナチュラルな音が好きな方、柔らかめの音が好きな方には、お勧めできるのではないでしょうか。ドンシャリ好きの方には向かないと思いますが。



TU-HP03でMUSES02を試す

お正月三日目の東京は、穏やかな晴れの1日になりました。気温もそれほど低くなく、絶好のお出かけ日和ですね。私も朝からカメラを持って出かけようと思っていたのですけれど、そこへ思わぬ雑用が入りまして・・・結局昼過ぎまでかかってしまい、外出は断念することに。控えめに言って最悪ですが、凹んでいてもしかたありません。ここは気を取り直して、昨年から宿題になっていることを幾つか片付けていくことにしました。

で、宿題になっていることのひとつというのがこちら。ElekitのTU-HP03のOPAMP交換です。物は試しで交換用のOPAMPは買ってあったのですけれど、素の性能が良かったもので、改造の必要を全く感じなかったものですから、ついつい後回しになってしまっていました。

2020-01-03
2020-01-03 posted by (C)circias

デフォルトで積んでいるのは、新日本無線のNJM2114DDです。この状態でのTU-HP03の特性は、一言で言うなら「素直」ですね。まぁElekitのアンプはほとんどの場合、素直で癖がないんですが。特に欠点らしい欠点もなく、入力を素直に増幅してくれるので、そのままでも充分に音楽を楽しめます。増幅ついでに音はやや柔らかくなり、少しだけ中音域が強調されるので、いわゆる「真空管っぽさ」も感じられるでしょう。

というわけで特に不満らしい不満もないTU-HP03ですが、折角改造できるようになっているのですから、何も試さないのは勿体無い・・・というわけで、購入してすぐにMUSES02を仕入れていました。そう、TU-8150でボツになったあのMUSES02に、一個買い足したわけです。

二つ買うとちょっと高価な気がしますが、今浮いている一つに、もう一つ買い足して有効利用するのなら、そんなに無駄遣い感はありませんよね(強弁)

2020-01-03
2020-01-03 posted by (C)circias

交換作業は実に簡単。電池交換と同様に蓋を開けて、見えているOPAMPをサクっと差し替えるだけです。これ自体は時間がかからない作業なのですが、やはり聴き比べはしっかりとやりたいではありませんか。となると、どうしても時間のある時でないといけません。で、お正月になってようやく、使える時間ができた、と。思えば2019年も忙しい一年でしたねぇ。

さて、テスト環境は以下の通りです。

アンプ:ELEKIT TU-HP03
音源 :Focusrite Scarlett Solo (Direct Monitor ON)
ヘッドホン:SENNHEIZER HD580

まずは中高音の感触を聴き比べようということで、こちらのアルバムを聴いてみました。

○James Ehnes: Bartók: Works for Violin and Piano, Vol. 1


バルトークのピアノとバイオリンのためのラプソディ。いつぞにハイレゾ版を購入しまして、以来よく聴いているアルバムです。いやぁ、James Ehnesさんのバイオリンがもう絶品なのですこれが。力強くも艶やかで、同時に歯切れよく、しかも正確無比。現状、私は彼を超えるソリストを知りません。

それはともかく、聴き比べてまず感じるのは、ピアノの残響が随分と立体的になったなという事。NJM2114Dの残響も悪くはないのですが、比べてみると平坦だったのがわかります。MUSES02の残響は、より空間的と言いますか。前後左右に溶けるように拡散していく感じが聞こえるのですね。これは凄い。

バイオリンの音色はそんなに変化しませんでしたが、やや重さが加わったかな? という気もします。弱音の表現は、以前より豊かに聞こえるようになりましたね。おかげで、以前ならちょっと退屈していたバイオリンソナタ第二番(BB85)の最初の方を退屈せずに聞くことができます。ただ、ピアノの音ほどの劇的な変化ではないですね。

次に聞いてみたのがこちら、クラシック好きでなくても大抵の人が知っている、バッハの無伴奏チェロ組曲です。えぇ、某アニメのせいですね。別に悪い事ではないのですけれど、この曲をアレにからめて語られるとイラっと来るのは心が狭いでしょうか。でもバッハ信者であることを自認する私といたしましてはですね(以下自重)

○Martin Zellar: 6 Suites & Violoncello Solo Senza Basso


Zellerさんの重々しく力強い、それでいて柔らかく歌うようなチェロの音色が素晴らしいアルバムですね。恐らく、このアルバムの一曲目の音色は、みなさんがイメージするバッハの無伴奏チェロ組曲のイメージそのものなのではないでしょうか。

まず感じたのは、やはり空間の広さです。なんか広い・・・そんな第一印象。チェロの音色も以前よりこう、重心が下がっているような気がします。あと、目が詰まったといいますか。弱音の掠れるところで、音に芯がありますね。やはり弱音の表現が格段にましたのと、空間表現がより緻密になったのは間違いないようです。

なんだかこのままチェロの音色にずっと浸っていたい気分ですが・・・クラシックばかりではバランスが悪いので、次はロックに行ってみましょうか。聞いてみたのはこちらのアルバム。JETのShakaRockです。今度はCD音源をAppleロスレスで。

○JET: Shaka Rock


まず、ボーカルとバックのバランスが少し変わりました。以前はボーカルが前にあって、それ以外は後ろという感じでしたが、今はボーカルが中央にあって、他が周囲から包んでくる感じ。左右と奥行き方向に明確な広がりを感じます。これはソロではわからない変化ですね。

それと、キックドラムが鋭くなったこと、以前は一種類だと思っていたパーカスにいくつか種類があることが分かったことが挙げられます。一曲目のK.I.A.の印象の変化が凄い。こんなに情報量の多い曲だとは思っていませんでした。She's A Geniusのギターの音色はぶっとく力強くなりました。躍動感マシマシですね、これは。ちょっと疲れるくらい(^^;

最後は女性ボーカルを試してみましょう・・・といっても、ほとんど選択肢がないのですが。昔からすごく苦手なんですよね、女性歌手って。まず脳みそスッカスカな歌詞がムカつくし、コビッコビの発声にサブイボ出るし。あれって結局、男が妄想する可愛い女の子とやらを再現したものなわけで、現実との乖離があまりにもあんまりだと思いませんか。そも、それ書いてるの大抵オッサンですからね?

あれを可愛いとか思う感性は、私にはありません。むしろ、死ねばいいのに。まぁともかくです、というわけでこのアルバムを選択。

○森山良子:Living


バランスがいいですね。森山さんの声は太く生々しく、しかしバッキングとのバランスは崩れることなく。定位が良くなったのでしょうか、空間に対する楽器の配置が以前より意識されるような気がします。いつも音源比較に使っている、最後の一曲「家族写真」。その歌い出しは、熱量が増したせいで儚さがなくなってしまいましたが、バックのピアノも太くなっているので違和感はありません。むしろ、この暖かさが本来の音だったのかな、と。

サビの最初の音も、全体的に太くなったおかげで、以前のようなややヒステリックな感じがなくなりました。張り上げているのではなく、余裕を持って上がっていくような。おかげで、曲全体の重心が下がって落ち着いた感じですね。もともと心地よい曲が、より心地よくなりました。

しかし、良いですね、この曲。いわゆる昭和の幸せなご家庭のイメージ、といったところでしょうか。そこそこ広い、庭の見えるリビングで、家族が団欒しているようなイメージの歌詞。落ち着きのある森山さんの声のおかげで、人生の重みのようなものを感じます。実体験はないのに、なんでこんなに懐かしくなるんでしょう。

さて、一通り聞いてきましたが・・・どうやらMUSES02、相当に良いものであったようです。看板に偽りなしというか、値段に偽りなしというか。むしろ、TU-8150で試したときに、なぜあんなにいまひとつな印象だったのか不思議ですね。まぁ恐らくは、スピーカー等の影響や、TU-8150の真空管アンプ部の特性が、MUSES02のそれと被っていて、特性が強調されすぎた結果なのでしょうけど。

というわけで、これはそのまま採用です。いつも言っている気がしますが、こんな事ならもっと早く試せばよかったですね。



2019年の締めくくり

つい先程コーヒーを淹れようとしたのですが、何をトチ狂ったのか、コーヒーミルにお湯を注いでしまいまして。あまりに馬鹿げたミスに、思わず天を仰いでしまいました。コーヒーを飲むようになってからこちら、準備工程で致命的なミスをやらかしたのはこれが初めてです。しかもよりにもよって、コーヒーミルにお湯注ぎますかね、自分。

まぁ疲れていたのでしょう。先程から色々取り落としたりぶつかったりしていますし、ミスタイプも酷すぎますし。どうやら体力的にそろそろ限界のようです。なにしろ仕事納めから昨日まで家事で働き通しでしたし、今日は親戚の家に朝から行って、今しがた帰ったばかりでしたし。しかもあちらではまた衝撃のニュースがあったりして、心身ともに疲労困憊だったのだと思います。

おかげでミルを分解清掃する羽目になり、先程までそれにかかりきりだった訳ですが。あんなミスをやったにしては滞りなく、ミルの復旧は完了することができました。まったく、最後の最後までドタバタ続きで、実に忙しい一年でしたね。しかも、あれやこれやと厄介ごとには事欠かない一年でした。いつもの事ではありますけれども。2019年も残すところ30分ほどでしょうか。

一年を振り返ってみてまず思うのは、今年は本当に病気に悩まされる年だった、ということです。正月に熱を出して以降2ヶ月に渡り37度以上の状態が続きましたし、11月にも再び熱を出して、37度が1ヶ月。しかもその後も尾を引きまして、未だ本調子にはなっていません。疲れすぎるとすぐ微熱が出る有様で。あぁ、多分、今も出てると思います。もう測るのも面倒なんですけれども。

それでも休むことはできないのですよ。だから、治らない。するとだんだん余裕も気力もなくなってきて、メディアやらなんやらの偽善に耐えられなくなってくるのですよね。弱者がなんですって? 自分は弱者だなんて台詞、毎日5時間以上睡眠を取れる奴には、言う資格はないと思うのです。三食摂って6時以上間眠れてる君らは恵まれてるんだよ。平日の真昼間っからメディア相手にアピールする時間がある時点で余裕があるんだと分かれ、ファッションで道徳語る自称善人のペットども。

・・・おっと失礼、ちょっと毒素が漏れました。ともあれ、実に一年の25%を病気で無気力に浪費してしまったわけで、これは言うまでもなく大きな損失でした。手がけていた楽器の修理や、始めたばかりの楽器の練習や・・・色々なことが前に進み始めて、この調子でどんどん行こうと思っていた矢先、良い流れを全部ぶった切られてしまいましたし。気分は元気なつもりだったのですけれど、どうやら体の方は精神ほど元気ではなかったようです。

というわけで、2020年の目標は、まず健康、でしょうか。実に年寄り臭い発言だとは思いますが、「健康的かつ文化的」だの「過労死ライン」だのといった綺麗事を鼻で笑い飛ばせる日常を送らざるを得ない、それでも社会的には強者に分類される、弱者とやらへの配慮や善意を義務付けられた身分である以上、これは焦眉の問題なのです。

何をするにも体が資本。どんなに精神が強くても、物理的に休ませなければ体は死んでしまう以上、こればっかりはどうにもなりません。病気がどれだけ不毛で非生産的であるかと言うことを、この一年で嫌という程思い知らされましたしね。とりあえず、現在進行形でひどい口内炎と喉の腫れを抱えているわけで、これを治すのが最初の達成目標になりそうです。

あとは、そうですね。健康を確保した上で・・・何か楽しいことがあるといいなぁ。

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