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日々の便り

 

オジロトウネンを撮る(2)

では次に、昨日撮影したオジロトウネンの写真の中から、その表情を捉えた写真を何枚かご紹介したいと思います。まず一枚目は、小石を咥えたオジロトウネン。別に飲み込んではいませんでしたので、一体どういう意味があったのかは定かでないのですが、良く見ると嘴の先に小石を咥えています。石の上に居るオジロトウネンを撮影したところ、偶然捉える事が出来ました。

小石を咥えて
小石を咥えて posted by (C)circias

次は、首を伸ばしたオジロトウネンの様子です。彼等は普段、見慣れた鳩サブレ体型なのですが、実は結構長い首を持っているようです。恐らくは物陰や遠くを見ようとしてでしょう、たまにこうして首を伸ばす事があります。真上に首を伸ばすのはそう頻繁にはしない仕草なので、撮影出来たのは幸運でした。それにしてもこの写真、首もさることながら、胸板が凄いですね。

首を伸ばして
首を伸ばして posted by (C)circias

次の写真は、逆に目一杯首をすぼめたオジロトウネンの様子。このとき、どうやらこの個体は私を警戒していたようです。数分間この格好で固まったまま、じっとこちらを見詰めていました。私としては別にこれといって変わった動きをした覚えはないのですが、何かがお気に召さなかったようですね。

警戒中
警戒中 posted by (C)circias

こういう場合、こちらにできるのは知らん振りして動かずに居る事だけ。あまりじっと見詰めると逃げ出すので、チラ見程度に抑えて、基本はそっぽを向いています。要するに、狩りをする時に猫がやるあれですね。人間からみると馬鹿げた誤摩化しにしか見えないのですが、どうやら鳥に対しては確かに効果があるようです。次の写真は、ようやく警戒を解いて動き始めたオジロトウネンの様子。約5分ほど固まっていました。

警戒解除
警戒解除 posted by (C)circias

最後は、この日のとっておき。ブルブルっと頭を振って、水を跳ね飛ばすオジロトウネンの様子です。彼等は大胆に水に頭を突っ込みますが、何度もやっているとさすがに水が沁みて来るようですね。しばし水の中を突き回した後、こんな風に頭を振って水を飛ばしている様子を目にしました。ちょっと分かりにくいかも知れませんが、写真には飛び散る水滴も写っています。

ブルブルッ
ブルブルッ posted by (C)circias

この辺りで見掛けるオジロトウネンはこれ一羽のみなので、恐らくたった一匹をずっとつけ回していたことになるでしょう。しかし、一度近付き過ぎて警戒されたほかは、特に気にされる事もなく撮影を続ける事が出来ました。こうしてずっと観察してみると、色々な表情を見る事ができますし、生き生きとした表情を捉える事が出来るので楽しいですね。

ただこれをやるためには、「人が居ない」という条件が満たされていなければなりません。実は今日も同じ場所に行ってみたのですけれど、今日は天気が良く温かい一日だったので、中州にまで侵入する犬や子供に追い立てられてしまい、野鳥は全然観察出来ませんでした。こうなってしまうと彼等は人を酷く警戒するので、近付く事さえ容易ではありません。こんなにも接写出来た昨日が、まるで嘘のようです。

昨日は酷く寒くて風の強い日でしたけれど、人間が居ないという意味では、逆に恵まれた環境だったわけですね。水辺の鳥を撮るのなら、そういう日が逆に狙い目なのかも知れません。

オジロトウネンを撮る(1)

先週、野川での野鳥撮影を終えて、帰ろうとした時のことです。一旦河原から上がった瞬間、これまで聞いたことの無い鳴き声が聞こえて来たのでした。声につられてそちらへ行ってみると、見た事もない小さな灰色の鳥が、河原をちょこまかと歩き回っています。帰って調べてみたところ、それは「オジロトウネン」という鳥である事が分かりました。次の写真が、そのオジロトウネンです。

左から
左から posted by (C)circias

ぱっと見海鳥のような外見なので、こうしてアップで写真にするとまるで大きな水鳥のようにも見えますが、実際はとても小さな鳥です。サイズはおおよそセキレイくらいでしょうか、ハクセキレイと比べるとむしろ小さいくらいです。次の写真は、オジロトウネンが偶然ハクセキレイと交錯した瞬間を捉えたものですが、こうしてみるとサイズ比が良く分かりますね。後方のハクセキレイの方が、むしろ大きく見えます。

大きさの比較
大きさの比較 posted by (C)circias

今日はこのオジロトウネンをメインに写真を撮りに行って来たのですが、上の二枚を含めてオジロトウネンだけでも数百枚の写真を撮影してしまいました。あまりに量が多くてまだ整理し切れていないのですが、とりあえず選別が終わった写真から、まずはオジロトウネンの特徴をご紹介したいと思います。

餌探し
餌探し posted by (C)circias

オジロトウネンは、秋頃に日本にやってくる渡り鳥で、シギの仲間です。主に水中の昆虫などを食べるため、上の写真や次の写真のように、水際で水中を覗き込んでいるところをよく見掛けます。動物食で、昆虫や蟹などを好むのだそうで。体長は約14cmといいますから、スズメ並みなのですね。

餌探し2
餌探し2 posted by (C)circias

彼等は水際でエサを探す外、浅い水中にも進出します。次の写真は、浅瀬に入ったオジロトウネンの様子。セキレイと比べるとやや足が長いので、こういう場所に出て行く事ができるようです。餌取りの場所はセキレイと競合しているので、ときおりハクセキレイに追い立てられているところを目にします。

浅瀬のオジロトウネン
浅瀬のオジロトウネン posted by (C)circias

オジロトウネンは水中に餌を見付けると、深さがある場合でも大胆に頭部を水中に突き入れて補食します。次の写真は、ちょうど頭を水中に突き入れているところ。蟹でも見付けたのでしょうか。普段は専ら浅いところで嘴の先っぽのみを使っているのですが、時折こうして頭を水に突き入れていました。

水に頭を突き入れる
水に頭を突き入れる posted by (C)circias

ちなみにオジロトウネンは頭を水中に突っ込む時、目を閉じるようですね。次の写真は上の写真の直後の様子ですが、良く見ると目を閉じているのがお分かり頂けるのではないかと思います。頭を全部水中に入れる場合以外でも、深めに嘴を突き込む場合は、目を閉じている様子を観察出来ました。

目は閉じているらしい
目は閉じているらしい posted by (C)circias

オジロトウネンはそこそこ警戒心の強い鳥ですが、セグロセキレイほどではありません。ハクセキレイよりは少し警戒心が強いくらい、とでも言いましょうか。慎重に近付けば、長い間側で撮影を続けることができますし、時には向こうから近付いて来てくれる事もあります。御陰で今日はオジロトウネンの様々な表情を写真に収めることができたのですが・・・長くなりましたので、続きは後程。

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