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日々の便り

 

追いやられる野鳥たち

今朝は人身事故で鉄道が運転見合わせになってしまったため、半休をとって午後から出勤です。この時間に電車が止まるのは、今月はこれで2回目ですね、いい加減にしてもらいたいものです。悲劇の主人公気分で自分に酔っている鉄道ダイブ愛好家の皆さんは、自分がどれほど大勢の人生を狂わせているのかなんて意識することもないのでしょうし、彼らをちやほやしていい人ごっこをしたがる自称善人の皆さんも同様なのでしょうけれど。

というわけで午前中の時間が少しばかり半端に空いてしまいましたので、気晴らしも兼ねて写真整理をすることにしました。というのも、月曜日に撮った写真がまだ未整理だったので。

日曜日にMF撮影の実験に成功してすっかり気を良くした私は、月曜日もまたカメラを持って野川沿いを歩き回って来たのです。コースは日曜日とは逆に、まず下流側へ行って上流に戻るコースで。しかし残念ながら、下流側にはまったく鳥の姿はありませんでした。何故かというと、またしても「河川整備」の工事が始まってしまったからです。

コンクリートブロックの深い護岸に、コンクリートで固めた石組みの細い通路を両岸に設けたのみのドブ川仕様は、以前は喜多見より下流のみだったのですが、東京都はこのドブ川仕様を上流域へと伸ばし始めました。あれはヘドロが溜まるし生き物は激減するしで最悪なのですけれど、宣伝文句が「未来を作ろう〜みち・水・緑〜」って、笑うしかないですね。

つい昨日、ゴイサギが獲物を狙い、ジョウビタキが縄張りにして居たその場所が、今や建設資材の下敷きになって居ます。そして工事が終われば、この岸自体が破壊し尽くされて、ただのコンクリートと砕石で固めたドブ川になってしまうというのですから、もう愕然とするしかありません。自称エリートの小役人って、本当に環境破壊がおすきですよね。うんざりです。

おっと、また暗くなってしまいました。しかし、最近こんなのばかりなのですよ。せめてもの救いは、狛江、調布、三鷹、小金井の四市は、野川の自然環境を重視した政策を取ってくれていることです。もともと世田谷は自然保護より「開発」がお好きな体質で、都会の清流と謳われる野川も、世田谷に入った途端にドブになる(文字通りドブとして未処理の生活排水を流し込んでいた)ので、むしろ喜多見周辺に自然が残って居たことが奇跡なのですが。

というわけで小田急線の高架から下流域の小鳥は全滅。かろうじて無事なのは、小田急線喜多見車庫の前からでした。ここに縄張りを持つモズは、まだ移動していないようです。まずは、モズのメスの写真を一枚。

モズ(メス)
モズ(メス) posted by (C)circias

同じ場所で、モズのオスも撮影することができました。同じ範囲を巡回していることから、おそらく上の写真のメスとのつがいなのではないかと思います。

モズ(オス)
モズ(オス) posted by (C)circias

工事現場を離れると、いつも通りの野川が戻ってきます。時折カワセミの姿を見かけたり、呑気に草を食むカルガモの姿に和んだりしつつ遡ることしばし。突如、ものすごい強風が吹き始めたので、耐えかねて脇道の木陰に避難しました。と、そこで、川から離れて住宅地の方へと伸びて行く緑道があることに気が付いたのです。

緑道の名前は「野川緑地公園」。この区間は狛江市の中ですね。緑道には数多くのソメイヨシノが植えられており、途中に野川地域センターもありました。これは、ちょっとしたお花見スポットを見つけてしまったかもしれません。緑道にはヒヨドリ、ツグミ、ムクドリといった市街地定番の野鳥たちが数多く居り、途中一箇所にはシジュウカラとメジロが群れている場所もありました。

メジロ
メジロ posted by (C)circias

この写真は、この日のベストショット。羽毛の一本一本までしっかりと写っています。この距離なら、このくらいの描写力を期待できるのですけれど、もう少し距離が離れてしまうと、とっても微妙な表現になってしまうのですよねぇ、このレンズ。なお、この写真ももちろんMFで撮影しています。ちょこまか動くメジロをMFで追うのは、なかなか大変でしたが、いい訓練になりました。

さて、野川緑地公園を端から端まで歩いた私は、再び野川まで戻って上流へと移動を再開しました。少し歩くと、朔日カワウを撮影した場所にやって来たのですが、今日はその場所にはオオバンが陣取っていました。

オオバン
オオバン posted by (C)circias

どうやらこの場所は野鳥たちにとってかなり居心地が良いようで、見ている間にも様々な鳥がやって来ました。まずはこちら、カワセミです。位置の関係で、珍しく真上から見下ろす構図になりました。

カワセミの頭上から
カワセミの頭上から posted by (C)circias

そしてしばらくすると、中洲に初めて見る鳥がやって来たのです。次の写真は、藪に隠れるバンという鳥です。写真中央に写っているのですが、分かるでしょうか。終始こんな感じに隠れているので、撮影は困難を極めました。居るのは分かるのですけれど、藪に潜ってしまって姿が見えない時間が非常に長かったもので。待って待って、ようやく写した一枚です。ちょっとピンボケなのは残念ですが・・・。

草叢に潜むバン
草叢に潜むバン posted by (C)circias

ここにはさらに、中鷺やアオサギ、カモなども集まっており、実に賑やかでした。ところで、この場所に鳥が集まることから、野川の野鳥たちに必要とされている環境がよくわかりますね。必要なのは土と植物、適度な水深。コンクリート護岸で水深2、3cmのドブ川では、野鳥は暮らせないのです。

これほど明快で分かりきった答えがあるにも関わらず、屁理屈をこねてドブ化を強行するお役人様の頭は全く理解できません。そもそも野川の水位が急上昇するのは、彼らがコンクリートで固めた都市計画をやらかした結果であって、もともとの野川の構造に問題があるわけではないというのに。

自分たちの不始末を野川に責任転嫁して、生きものたちの生息域を奪い続ける東京都と世田谷区のやり方には、強い憤りを禁じ得ません。一度壊してしまったら、元に戻すのにどれだけかかるやら。下流域から追い出された鳥たちは、ますます上流域に押し込められるわけで。ただでさえ過密気味だというのに、今後どうなるか実に気がかりです。


MFで野鳥を撮る

昨日は久しぶりに、午前中から野川に野鳥を撮りに行って来ました。なぜ久しぶりになってしまったかと言いますと、実は最近、野鳥の撮影についてはモチベーションが下降気味だったのです。というのも、最近また河川の改修工事が入りまして、その影響で、以前ほど鳥を見られなくなったというのが一つ。数も種類も少ないのです。

そしてより大きな理由が、AFがダメすぎて写真が7割がた廃棄になってしまうという事。よし、上手く撮れた・・・と思いきや、帰って現像して見たら見当違いなところにピントしている場合がほとんどで。この徒労感が半端ないのですよね。はじめのうちは我慢できていたのですが、流石にちょっと疲れて来まして。

そこで今回は、普段とは趣向を変えて見ました。まず、自転車を使わず歩く事。歩く岸を反対側にする事、歩く範囲を3倍ほどに広げる事。そして一番大きな挑戦は、AFを一切使わずにMFのみで撮影する事です。あくまで実験程度のつもりだったのですが、これが期待以上の成果となりました。

まず最初に見付けたのはこちら、モズです。この辺りには毎年来ているのですが、見ることができる年とそうでない年があるのですよね。ちなみに今年は、今回が初めてだと思います。できればもう少し撮影したかったのですけれど、モズはすぐに飛び去ってしまいました。

モズ
モズ posted by (C)circias

モズを見た場所から川を遡ること数分、次に見付けたのはカワセミです。一応珍しい野鳥に分類されるカワセミですが、野川上流域では全く珍しくないのですよね。運が悪くない限り、1時間も歩けば1、2回は見ることができるでしょう。聞くところによると、少々過密状態になり始めているのだとか。とはいえ、いつ見ても綺麗なので、つい何枚も写真を撮ってしまいます。

カワセミ
カワセミ posted by (C)circias

カワセミを見た場所からさらに十数分遡ると、今度は複数の野鳥が同じ場所に集まっているところに出くわしました。どうやらそこは特に日当たりが良かったようで、野鳥はもちろんたくさんの亀までが岸に上がって、日光浴をしていました。その主要メンバーをご紹介しましょう。まずはこちら、アオサギです。うん、目つきが怖いですね。

アオサギ
アオサギ posted by (C)circias

そして、アオサギよりも川寄りで日向ぼっこをしていたのがこちら、おなじみのカワウです。かつては野川ではほとんど見なかったカワウですが、近頃はほぼ必ず目にするほどになりました。なにぶんカワウは大食らいなので、他の鳥への影響がちょっと心配ですね。

カワウ
カワウ posted by (C)circias

そしてお次は、初めて見る鳥です。いえ、種としてはつい今しがた見たばかりの鳥なのですが・・・こちら、カワウの幼鳥なのです。形状は成鳥とほとんど変わりないのですが、胸が白いのが成鳥と異なる部分ですね。野川で幼鳥を見るのはこれが初めてなのですが、とうとう野川で繁殖を始めたということなのでしょうか。

カワウ(幼鳥)
カワウ(幼鳥) posted by (C)circias

それからしばらく上流へと歩き、工事で遊歩道が通行止になって居るところで折り返して、再び下流へ。羽を干すカワウなどを撮影しつつ、小田急の高架の近くまで来たところで、今度はジョウビタキを見付けました。次の写真は、ジョウビタキのメス。ジョウビタキは縄張り意識の強い鳥なので、複数のメスが同じ場所に居ることはまずありません。つまり、この子は以前にも撮影した事のある個体なのではないかと思います。

ジョウビタキ(メス)
ジョウビタキ(メス) posted by (C)circias

そして、さらに下流側で撮影したのがこちら、ゴイサギです。なんだか妖怪のような、少し不気味な出で立ちの鳥ですね。首を伸ばせばもっとマシな見た目になるのですけれど、大抵の場合こんな感じに首を縮めているので、どうにも絵的によろしくありません。

ゴイサギ
ゴイサギ posted by (C)circias

この後もしばし撮影を続けたのですが、ジョウビタキを撮影したあたりから日が陰り始め、その後はすっかり暗くなってしまったので、撮影を切り上げることにしました。11時ごろから始めて2時ごろまで歩き、撮影枚数は450枚以上、移動歩数は1万歩を超え、撮影としても運動としてもなかなか充実した内容になったと思います。

そして、驚きだったのは撮影結果でした。AFで野鳥を撮った場合、その7割から8割は、縮小した状態でもはっきりと分かる程度にピンボケしているか、見当違いなところにピントがあったゴミ写真になるのですが、今回は逆。ほとんどの写真はそこそこピントがあっており、ピンボケで捨てた写真は2割にも満たなかったのです。

先日から使い始めたMFですが、これは予想以上に良い感じですね。流石に動き回るセキレイや泳ぐ鴨にMFでピントを合わせるのはまだちょっと辛いものがありますが、どうせAFも追えていないのですから、まだMFで頑張る方が可能性はあります。そして何より素晴らしいのは、MFを極めてしまえば、カメラの性能なんて描写力以外は気にする必要がなくなる、ということです。

そうなると、カメラもレンズも選択肢がすごく広がるのですよね。つい先日までは、野鳥をとるならE-M1 mkIIしかないかなぁなんて思っていましたが、MFで行くなら別の選択肢もあるわけで。とりあえず、今の機材でMFの腕を鍛えて、もっと自在に写真を撮れるようになる事を目標にするのが良いような気がして来ました。

こういう挑戦って、何故か好きなのですよね。便利な機能を使う事の合理性を否定するわけではないのですが、でもどちらかというと腕でねじ伏せる方にロマンを感じてしまうのは、私だけでしょうか。それに、何であれ「腕が上がる」というのは嬉しい事ですからね、モチベーションも上がります。これは楽しくなって来ました。

皆既月食

昨晩は、皆既月食でしたね。今回はスーパームーンと重なるとかで、またの名をスーパーブルーブラッドムーンとかなんとか。かなり珍しいそうなのですけれど、いつもの月食と比べて迫力があったかと言われると・・・そもそも「いつもの月」のサイズなんて、よほどの天文ファンでなければ覚えていないわけで。まぁ普通に月食でした、としか。

昨晩の東京は生憎の薄曇りでしたが、午後10時頃は雲が切れて、比較的クリアな状態の月食を観察することができました。三年前の月食の際は特になんの準備もしていなかったので、まともな写真を撮ることができませんでしたけれども、今回の私は一味違います。というわけで、まずは一枚目。

2018年1月31日 21:50
2018年1月31日 21:50 posted by (C)circias

撮影時刻は21時50分。この時点でだいぶ影が広がって来ています。撮影はM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIで、この一枚だけはAFを使用しているのですが・・・ピントが甘いですね、すごく。E-PL5でこのレンズを使用する場合、目標が遠方であればあるほどピントは甘くなります。そこで、これ以降はマニュアルフォーカスに切り替えました。次の写真は、22時にMFで撮影したものです。

2018年1月31日 22:02
2018年1月31日 22:02 posted by (C)circias

わずか10分ほどの間に、明るい部分がすっかりなくなってしまいました。300mmで拡大しているため、カメラのモニタではまだ明るく見えていますが、実際にはもっと暗い印象で、エッジのみが輝いているように見えていました。そしてここから、月は赤さを増して行きます。次の写真は、この30分ほど後のものですが、このような状態がだいぶ長く続きました。

2018年1月31日 22:36
2018年1月31日 22:36 posted by (C)circias

この一枚は、昨日撮った写真では一番の出来でした。寒い中で、反応の悪いフォーカスリングをちょこまかと動かして、頑張ってピント合わせをした甲斐あって、一番赤いタイミングで良い写真を撮ることができたと思います。なかなかどうして、天体にピッタリとピントを合わせるのって、難しいのですね。

この後は、反対側から明るくなっていく様子を撮りたかったので11時くらいまで粘ったのですが、結局明るくなる前に時間切れになってしまいました。翌日も5時起きですから、風呂やら何やら色々とやらねばならない事があるので、こればかりにかまけてもいられなかったもので。

家事をやる必要がなければ、それこそ欠け始めからずっとカメラに張り付いていたのですけれどねぇ。しかしまぁ、短い時間ではありましたが、天体ショーを楽しむ事ができたのは、良い気分転換になりました。やはり、自然の観察は楽しいですね。

それにしても、天体撮影をするとなると、流石に装備の不足を感じさせられます。やはり、三脚なしで天体撮影は厳しいものがありますし、レリーズも欲しいところです。今回はカメラをベランダの手すりにくくりつけ、シャッターは低振動モードを使って撮影しましたが、常に移動を続ける天体を追うには、流石に不便すぎました。

かといって、それらを買っても年に数度使うかどうかでしょうし、悩ましいところです。本格的に天体撮影をやれるほどの時間はありませんしね。もともと興味はあるので、時間さえ許せばもっと本格的にやりたいところではあるのですけれども。

諏訪流放鷹術実演

昨日は、久しぶりに浜離宮へ行って来ました。お目当ては、正月の三日間だけ行われるという、放鷹術の見学です。放鷹術というのは、つまり鷹匠が鷹を放つ、あれですね。戦国時代には武将たちが行っていたという鷹狩りのための、鷹の訓練です。鷹狩りは日本独自の文化なのだそうですが、諸事情により政府主催での鷹狩りが行われることはなくなり、今では民間で細々と受け継がれるのみなのだとか。

諸事情というのにはまぁ色々あるのでしょうけれど、内容が狩だけに、うるさ方の言いそうなことはだいたい想像がつきます。しかし、動物性脂肪ででっぷり肥えた、倹約教団や愛護教団の連中が何を言おうとも、こういう技術は受け継いで欲しいものですね。できることなら私が鷹匠になりたいくらいです・・・と、それはともかく。実演はまず、「輪周り」という訓練から始まりました。次の写真は、輪周りの様子です。

輪周り
輪周り posted by (C)circias

これは鷹を手に止まらせた鷹匠たちが、輪になってぐるぐると回るというものなのですが、これには本来縄張り意識の強い鷹たちに、縄張りの外で活動する事に慣れさせるという意味があるのだそうです。鷹に限らず、動物は基本的に縄張りを出ることに大きなストレスを感じるものです。しかしこうして慣れさせることで、鷹匠と一緒であれば、どこででも普通に活動できるようになるのだとか。

鷹には発信機がついている
鷹には発信機がついている posted by (C)circias

実演では実際に鷹を空にはなっていました。訓練されているとはいえ、こんな広いところで、しかも頭上にはトンビとカラスの群れが舞っている状況で、鷹を離して大丈夫なのかと思ったら・・・どうやら、安全対策はきちんとされているようです。上の写真は実演中のオオタカですが、腰のところを見ると、鈴とタグ、そして発信機と思しきアンテナが見られますね。

実演内容は、樹上の鷹を呼ぶ「渡り」、鷹匠同士で鷹を呼び合う「振替」、餌箱を獲物に見立て、鷹を放つ「羽合わせ」、そして最後に鳩を放って鷹に捕らえさせる「振鳩」でした。その後、鷹匠の皆さんが鷹を間近に連れて来てくれる時間がありましたので、その際に撮影した鷹たちをご紹介しましょう。まずトップバッターはモモアカノスリ、またの名を「ハリスホーク」とも呼ばれる鷹です。

ハリスホーク
ハリスホーク posted by (C)circias

ハリスホークはペットとしても輸入されている鷹で、人に懐きやすく、一般にも飼育されているのだとか。調べてみたところ、お値段は30万円弱といったところでしょうか。放鷹術に使用できることが分かったのは最近なのだとか。体躯は小柄ではありますが、離れた位置からは黒と赤の鳥に見えるので、一際目立っていました。

ハリスホーク
ハリスホーク posted by (C)circias

お次は、一際大きな体で目立っていた一羽。やたら大きいので一体何かと思ったら、これはあの「ノスリ」なのだそうです。ノスリといえば子供の頃読んだネズミの冒険者の小説で、最も恐ろしい敵として登場していたあれですが・・・こんなに可愛いものだとは。

ノスリ
ノスリ posted by (C)circias

ちょっと困ったような顔が可愛いですね。ちなみにノスリは体こそ大きいですが、大して強くはありません。彼らは主に地上の小動物を狙う鷹の一種で、中型以上の鳥を相手に格闘するのは苦手であったはずです。鷹匠さんもカラスとどちらが強いかと訊かれて、苦笑まじりに「カラスかなぁ」と答えていました。なりは大きくとも繊細なんですね。

ノスリ
ノスリ posted by (C)circias

最後は、鷹狩りで主に使われていた、オオタカです。この個体は四歳なのだとか。鷹匠さんによく懐いていて、比較的落ち着いています。オオタカは近くで見ると灰色ですが、遠くからみるとこの羽が青みがかって見えるのですね。なお、オオタカは生粋の空のハンターなので、カラスより強いです。なんでも地方では、カラス退治に活躍しているオオタカもいるとか。

オオタカ
オオタカ posted by (C)circias

やはり日本で鷹といったらまずオオタカですね。顔つきも精悍で、いかにも強そうに見えました。アップで見て見ると、羽の模様も美しいですね。戦国時代の武将たちが、鷹に首ったけになったのも分かろうというものです。

オオタカ
オオタカ posted by (C)circias

短い時間でしたが、普段は間近でなど見ることのできない猛禽類を間近で見ることができる、とても貴重な時間を堪能させて頂きました。それにしても、オオタカはともかくノスリも放鷹術に使えるなんて、意外ですね。とはいっても、ハリスホークはどうだか分かりませんが、ノスリは小鳥とネズミくらいしか狩れないので、あまり役に立ちそうにないと思うのですが、どうなのでしょう。可愛いですけれど。ええ、とても可愛いですけれど。

なお、放鷹術の実演は本日(1/3)も行われています。時間は11時と14時の二回、各1時間程度の実演になります。興味のある方は、是非浜離宮へいって見て下さい。

野鳥写真の季節

ふと気がつけばもう12月も終盤。いつの間にやらクリスマスも終わって、あとは正月を待つばかりとなりました。全く、どうしてこう月日の経つのはあっという間なのでしょうね。面倒なしがらみやら、お為ごかしで持ち込まれる厄介ごとやらの対処に追われ、いつの間にやらまた歳をとって、そしてもうすぐ今年も終わろうとしています。

あまりに慌ただしい毎日ではありますが、それでもなんとか病まずに持ちこたえていられるのは、やはり半日とはいえ休日を楽しむことが出来ているからでしょう。週末に山に通うのは勿論ですが、それに加えて楽しい野鳥写真の季節がやってきました。というわけで先日は野川に繰り出したのですが、幸先の良いことに、初めて見る鳥を三種類も写真に収めることができたのです。まずは、こちら。

種別不明、幼鳥?
種別不明、幼鳥? posted by (C)circias

灰色の背中に、ウロコ模様のある胸の羽毛、クチバシは鋭く先端が猛禽のようにカールしていて・・・これは一体、なんという鳥でしょうか。図鑑を調べてみても、該当する種がないのですよね。背中はシロハラに似ていますが、クチバシはモズっぽい。けれど、モズより細いし胸の模様が全然違います。胸元はややオレンジ色っぽくも見えますね。ハチジョウツグミにも似ているようで、しかし目元はむしろ千鳥系に見えます。

そしてお次は正真正銘のチドリ。イカルチドリです。この辺りでは従来は多摩川に少数生息していた野鳥で、野川で見かけることはなかったのですが、どうやらいつの間にか野川にも進出していたのですね。この鳥を見るのも初めてで、最初は色が似ているオジロトウネンかと思っていたのですが、首や頭のラインで、イカルチドリであると分かりました。

イカルチドリ
イカルチドリ posted by (C)circias

イカルチドリを撮影したあたりには以前は灌木があり、そこに沢山のスズメ目の野鳥が来ていました。しかし、昨年から今年にかけて河川整備が入り、見ての通りの新しい護岸になってからは、めっきり野鳥も減ってしまっています。やはり藪や低木がないと、鳥も来ないのですよね。しかし、毎年この辺りを縄張りにしているジョウビタキは、今年も見ることができました。

ジョウビタキのメス
ジョウビタキのメス posted by (C)circias

場所は以前よりも少し上流側になりますが、今年も元気そうで何より。しかし、オスの姿が見えませんね。一昨年あたりは、むしろオスの方をよく見かけたのですが、この日はメスしか見つけることができませんでした。この個体は日陰から日陰へと渡るので、E-PL5と300mmの組み合わせではかなり厳しいことに。しかし、ここに来れば会えるのは間違い無いので、次はもっと日当たりの良い時に狙いたいものです。

小田急線より下流側での撮影はここまでにして、次は上流へと徒歩で遡ってみました。すると、程なくして再び、野川では初見となる鳥に出会ったのです。それがこちら、オオバンです。

オオバン
オオバン posted by (C)circias

写真には単体で写っていますが、専らカルガモの群れにくっついて行くような形で移動していました。この鳥も確か、多摩川の方に少数生息しているということだった筈なのですが、どうやら野川に移動して来たようですね。後でここからさらに上流に遡った際、三羽ほどの小さな群れが泳いでいるのを確認できました。この個体は、その群れから逸れたのでしょうか。

オオバン
オオバン posted by (C)circias

オオバンはカルガモの群れから付かず離れずといった距離で、陸に上がったり水に戻ったりしては、水草や陸の草をついばんでいました。上の写真は、陸に上がった時の様子。なにやら不器用に斜めに泳ぐので、足でも悪いのかと思ったのですが、そういうわけでもなさそうですね。陸に上がると、普通に歩いています。

しばしこのオオバンを撮影した後、さらに上流へと歩き続けたのですが、その途中で2回ほど、カワセミを撮影する機会にも恵まれました。既にだいぶ陽が傾いて来てしまっていましたので、明るさや色合いは今ひとつの写真になってしまいましたが・・・。

夕暮れのカワセミ
夕暮れのカワセミ posted by (C)circias

ところで今回、イカルチドリやカワセミを撮影するにあたり、新しい手法に挑戦してみました。それは、AFからのMF調整です。E-PL5のAFは、野鳥のような小さい被写体に正しくピントを合わせることができません。少なくとも、AFターゲットの二倍程度の面積があり、しかもなにかしらのコントラストがあるものでないと、まともに合焦しないのです。

そのため、これまではピンボケ写真や背景の方にピントした失敗作を量産する羽目になっていたのですが・・・今回のこの試みにより、静止している相手になら、しっかりとピントを合わせることができるようになりました。実際こうしてピントの合った写真を撮れるようになるまで、結構苦労しましたけれど。

E-PL5のフォーカス性能の低さには常々悩まされていましたが、これならばある程度、技術でねじ伏せることができそうです。この手法をモノにできれば、大抵の場面ではカメラのフォーカス性能が気にならなくなるわけで。それに、カメラ任せより、なんだか玄人っぽいのが良いですね。まだまだ腕は未熟ですが、AFなんてない時代のカメラマン達のように、勘で素早くピントを合わせられるようになりたいものです。



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