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日々の便り

 

高尾山は工事ラッシュ

貯まりに貯まって消滅を待つばかりの有給休暇を少しでも有意義に消費しようと、今日は高尾山へ出掛けて来ました。なぜ今日かと言いますと、木曜日の天気予報では、週末は雨ということになっていたからです。もしも天気予報が当ってしまったら、今週は山へ行けない事になってしまいますからね。

今日の東京は曇りの予報。実際自宅周辺はかなり重い空で、いつ雨が降り出してもおかしくないような天気でした。一方高尾山の方はと言いますと、こちらは晴れ間も覗く薄曇り。登り始めてからは雲が切れ、意外にも温かな日差しの中を歩く事が出来ました。

先々週の時点では泥沼を歩いているような有様だった高尾山でしたが、登山道の状態はかなり改善されています。ところどころにまだぬかるみは残っていますが、ほとんどの箇所はそこそこ硬い地面に戻っていました。稲荷山コースは、いつも泥濘が酷い6号路との合流点の先を除けば、ほぼ乾いた地面に。明らかに人為的に埋め戻されたり盛られたりしている部分も多々見られましたので、補修も行われたのだろうと思います。

ところで稲荷山コースと言えば、稲荷山山頂のトイレがこの冬から閉鎖されていましたね。そのトイレですが、とうとう解体されたようです。撤去なのか建て直しなのかは分かりませんが、どうやら今日はまさに解体工事の日だったようで。お昼前に通りがかったところ、次の写真のような状態になっていました。

稲荷山山頂トイレの取り壊し
稲荷山山頂トイレの取り壊し posted by (C)circias

工事と言えば高尾山山頂でも工事をしていましたね。そちらのほうも、だいぶ進んだようです。今日行ってみたところ、舗装を剥がされていた山頂は再び奇麗に舗装し直してありましたし、ビジターセンターも外装はかなり出来上がっていました。それから、紅葉台の手前の道路脇の斜面でも、何か工事をしていましたね。あれは配管工事か何かでしょうか。

建物以外にも、道路工事がそこかしこで行われていました。まずは次の写真ですが、これは紅葉台と一丁平の間にある、泥濘の特に酷かった区間の階段です。ここではまさに、登山道に木製の板を埋め込む作業をしている最中でした。この板は城山の階段の舗装に使われているのと同じ物ですね。てっきり元からああいう造りなのかと思っていましたが、どうやらこれは、後付けで階段を補修するためのパーツのようです。

一丁平手前の整備
一丁平手前の整備 posted by (C)circias

写真ではえぐられた地面の上に板を置いているだけに見えますが、これは階段と板の高さを合わせるための作業が終わったばかりのところです。このあと板を地面に杭かなにかで固定して、さらに周囲を土で埋めて、木の板と地面の間に段差が無いようにするわけです。で、この工事が完了すると、次の写真のようになります。

一丁平展望台方面の階段
一丁平展望台方面の階段 posted by (C)circias

ちなみにこれは、一丁平のトイレ前から展望台方面へと上がって行く階段の様子。つい先日まではここも泥濘でしたが、木製の階段へと変貌を遂げました。どうやらこの春、城山周辺と同様に整備された区間が、紅葉台付近まで延長されるようですね。次の写真は一丁平に入ったところから写した景色ですが、ご覧の通り、一丁平は既に城山と同じ砂利舗装になっていました。

一丁平は舗装されました
一丁平は舗装されました posted by (C)circias

さらに、一丁平の展望台の巻き道も、同じく砂利舗装になるようです。次の写真は、巻き道の入口から撮影したもの。今日はまさに舗装工事中で、巻き道の入口は封鎖されていました。奥の方には、土留めの角材のみが設置された、舗装前の状態が見えます。この分だと、工事はまだしばらくかかりそうですね。少なくとも今週末は、一丁平の巻き道は使えそうにないのでご注意下さい。

展望台巻き道は工事中
展望台巻き道は工事中 posted by (C)circias

巻き道が使えないため、展望台経由で城山方面に抜けると、そこから先もやはり工事中でした。次の写真は、一丁平から城山方向へと登って行く道。ここも以前は酷い泥沼だったので、私は巻き道で迂回していた区間です。ところが今日行ってみると、見ての通り例の木の板が埋め込まれていて、歩き易い道になっていました。このあたりも、この二週間で整備されたのでしょう。

一丁平~城山区間も舗装工事中
一丁平~城山区間も舗装工事中 posted by (C)circias

この階段を上がり切った先の区間には、道端に沢山の角材が並べられており、作業員の皆さんが登山者を邪魔そうにしながら工事をしていました。あの様子ですと、恐らくこの階段の先も、例の砂利舗装になるのだろうと思います。そして、ここを抜ければすぐに城山手前の、整備された区間。つまり、紅葉台から城山までが、ちょっとした植物園並みに整備された歩道になろうとしているわけですね。

この工事が終われば、今後は城山までの区間で泥沼に悩まされることはなくなるでしょう。ほんの二週間前には、今まさに舗装されんとしているその場所で、何人もの高齢者が転倒していましたし、安全という意味ではとても有難い処置だと思います。ただ一方で、この工法で整備された区間はもはや「公園」という感じしかしないので、山を登っている感を楽しんでいた私としては、些か寂しい気もするのですけれどね。

縦走路の修復工事

昨日の奥高尾は酷い泥濘で、人が通る度に道が削られるため、所によっては深い溝が穿たれたような有様でした。なにしろ歩く人の数が多いので、山道の損耗が激しいのです。しかもスパイクやストックを使う登山客がザクザクと固い土までも耕してしまうため、溝はどんどん深くなるのですね。もしもあれをそのまま放置してしまったら、ほどなく登山道は使い物にならなくなってしまうでしょう。

しかしそうならないのは何故かと言いますと、それを修復する人達が居るからです。高尾山は八王子市の持ち物なので、自治体が雇っているのでしょうか、昨日は痛んだ登山道を修復する作業を見る事ができましたので、それをご紹介したいと思います。

まずは、もみじ台。次の写真は、ぬかるみにむしろを敷いて応急処置を施してある部分です。こうすると登山客が歩き易くなるだけでなく、地面を穿たれることもなくなるのですね。しかし、こうしてむしろが無事で居られるのは、通行量の少ない部分だけ。多くの人が通る場所や、とりわけぬかるみ具合の酷いところでは、むしろはズタズタになってしまって、原形をとどめていませんでした。

むしろで応急処置
むしろで応急処置 posted by (C)circias

そうしてすっかり掘り返されてしまった部分は、そこにあった土が運び去られてしまっているため、別の場所から土を持って来て埋めるしかありません。とはいえ、泥で埋めても逆効果ですので、そういう場所には砂利を使います。次の写真は、登山道脇に埋め戻し用の砂利の山を作る作業員の様子。まずはこうして資材を運び込み、充分に砂利を用意してから工事を開始するようです。

作業員と小型クローラー
作業員と小型クローラー posted by (C)circias

ちなみに上の写真の作業員が押しているのは、エンジンとキャタピラがついた、自走式の運搬車で、クローラーと呼ばれるもの。ここは一丁平と城山の間ですが、こういうこう配のきついところでは、クローラーを用いても砂利の運搬は大変です。どうやら砂利の集積所を幾つも作って、集積所から集積所へと砂利を運んでいるようでした。

さらに城山に近付くと、階段脇に土嚢が積まれている箇所が。どうやらここはえぐれているか、ぬかるみが酷過ぎて危険だったのでしょう。土嚢の上にクローラーの轍が出来ているので、重いクローラーを安全に通すための措置であろうと思われます

階段脇の土嚢
階段脇の土嚢 posted by (C)circias

そのまま道を進むと、ついで見えて来たのがこちら。砂利の集積所と、砂利の上には重機が停まっています。ここは城山の麓で、巻き道を抜けた場所。恐らくこれらの資材と機械は、日陰沢林道から巻き道経由でここまで運び込んだのだと思います。ここに来る道すがら見て来た土砂の集積所は、皆ここから運ばれた砂利を積み上げたものなのでしょうね。

土砂と重機
土砂と重機 posted by (C)circias

そして、ここに重機や砂利を運んで来たと思しき車両がこちら。こういった狭い場所で作業するための、小型運搬車です。これを見るのも初めてですね。後ろの荷台に取り付けられている板の状態からして、この車両が砂利を運搬して来た事はまず間違いないと思います。

小型運搬車
小型運搬車 posted by (C)circias

城山の巻き道を進んでみると、ところどころに砂利で埋めた箇所を見る事が出来ました。巻き道も結構ぬかるんでいましたので、まずはそこを直してから重機を運び込んだ訳ですね。次の写真は、その埋め戻し箇所の様子です。新しい砂利は周囲と明らかに色が違うので、分かり易いですね。

埋め戻し跡
埋め戻し跡 posted by (C)circias

最後は、小型運搬車の轍と思しき痕跡を。そういえば初めて景信山に登った時、あのあたりにもこんな轍がずっと続いていましたっけ。あの時は何のためにどんな車両が来たのかといぶかったものですが・・・これでハッキリしました。あれは、登山道の整備のために入って来た、クローラーや運搬車の轍だったに違いありません。比較的新しかったことからして、きっと秋頃に整備でもしたのでしょう。

運搬車の轍
運搬車の轍 posted by (C)circias

一見車両など入って来れそうにない場所ですが、常日頃こうして整備してくれてる御陰で、私達はハイキングを楽しめているという訳です。彼等の苦労を考えると、山道の歩き方にも少し気を使わなければならない気がしますね。少なくとも、無闇にストックやアイゼンで掘り返すような真似だけはするまいと思いました。それでなくとも、高尾山は登山客が多過ぎるのですから。


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