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日々の便り

 

上野東照宮(3)

本殿脇の受付から入ると、まず目に入るのが葵の御紋をつけた石灯籠の列です。写真は、そんな灯籠の中のひとつ。ちなみに奥に見えている巨大な木は御神木。どうにかこれも写真に収めようとしてみましたが、あんまり大きいので25mmの画角には全く収まりませんでした。

石灯籠と葵の御紋
石灯籠と葵の御紋 posted by (C)circias

本殿の敷地には、本殿左側後方の小さな入口から入ります。小さな戸をくぐって、まず目に入る光景がこちら。なんというか、唐門のことなど忘れてしまうくらいに一面の金箔で、もはや呆れるしかないほどの派手さです。この時は光が画面左手から射していたので、金箔の継ぎ目がハッキリと写りました。

本殿左側面後方
本殿左側面後方 posted by (C)circias

次の写真は、本殿の左側面です。格子や手すりの黒と、それ以外の部分の金色とのコントラストがとても印象的。近付いても汚れらしい汚れが見当たらないところをみると、恐らくまだ出来たばかりなのでしょう。もちろん手入れは念入りに行われているようで、この時も職員さんが砂利の間の草むしりなどをしているのを見掛けました。

本殿左側面
本殿左側面 posted by (C)circias

次の写真は、本殿正面の様子。敷地が狭くて、25mmでは全体像を捉える事ができませんでしたので、左側面から、正面、そして右側面からの写真を続けてどうぞ。

本殿正面左手から
本殿正面左手から posted by (C)circias

本殿正面
本殿正面 posted by (C)circias

本殿正面右手から
本殿正面右手から posted by (C)circias

もはや「凄い」としか言いようのない眺めです。敷地が狭いので割と至近距離から見る事になるのですが、そうすると右を向いても左を向いても、上を向いても金色で一杯という感じになります。ただ不思議なもので、ここまで派手になると希少感はあるものの、「ありがたみ」みたいなものは一切感じませんでしたね。

本殿はもちろんの事、唐門の内側もまた凄い事になっています。あんまりけばけばしいのもなんですので、とりあえず門の内側だけご紹介しましょう。門内左手と右手の透かし彫りの様子を続けてどうぞ。

唐門左手
唐門左手 posted by (C)circias

唐門右手
唐門右手 posted by (C)circias

およそ有り難みとか風情を感じるような建物ではありませんが、しかしこれは、一見しておく価値はあると思います。観光客の多くはこの本殿は見ず、唐門を見ただけで満足して帰ってしまうようで、結構長居をしたにも関わらず、本殿に入ってくる人数はごくわずかでした。門の内側の凄さを知っている人は、案外小数であるようです。

上野東照宮(2)

今日の東京は朝から重い曇り空でしたが、先程からとうとう雨が降り出しました。降り出す前にちょっと出掛けて来ようと思っていたのですが、どうやら遅かったようですね。暢気に昼食などとっている場合ではなかったようです。しかしまあ、斯くなる上は急いでも仕方ありません。レコードでも聞きつつ、上野のお話の続きでも。

牡丹苑を出ると、東照宮は目の前です。本殿前には絵馬や灯籠などが並んでいて、割と大勢の参拝客が訪れていました。参拝客の多くは外国人と老人。なにやらごっついカメラを担いだ女子大生と思しき数人も居ましたが、あれは恐らく課題かなにかで来ているのでしょう、引率っぽい教授が居ましたし、そもそも機材が古式ゆかしい昭和初期のそれでしたし。

絵馬
絵馬 posted by (C)circias

観光客の外人率の高さは、絵馬にもハッキリ現れています。横文字で書かれた絵馬が非常に多いのですよね。日本人は宗教に節操がないなんて自虐ネタはよく聞きますが、西洋人だって似たようなものですよ。まぁ別に何も問題ないのではと、私は思いますけれども。

唐門前の灯籠
唐門前の灯籠 posted by (C)circias

絵馬の反対側には灯籠が並んでいて、その先には広島から持って来られたという「原爆の火」のモニュメントもあります。消えないようにガラスで封じられたランプの奥で、恐らくガス式と思われる火が点っていました。牡丹苑出口からみると、この灯籠と原爆の火は正面側になります。そして左手で異彩を放っているのがこちら、本殿の唐門です。

唐門正面
唐門正面 posted by (C)circias

唐門前には人だかりが出来ているので、門前の柵まで寄って、右手方向から写してみました。如何でしょう、このド派手っぷり。いっそ下品と思えるくらいにキンキラキンで、史跡という風情は全くありません。でもこれ、元の姿を忠実に復元した・・・というか修理しただけであって、決して後代の人間の成金センスでこうしたわけではないのですよ。

しかも驚くべき事に、この金色はペンキではないのです。なんと金箔を使っているらしいのですね。後程ご紹介する本殿はもっと分かり易いですが、この唐門も良く見ると、一枚一枚の金箔の縁がうっすらと見えているのが分かると思います。恐らくこの金箔が痛むのを避けるためと思われますが、本殿の唐門は封鎖されていて、通り抜けは出来ません。

ではどこから本殿に入るのかと言いますと、この唐門の左手奥の方に受付が設けられておりまして、そこで拝観料を支払って中に入ります。写真は、入口横に飾られていた牡丹の寄せ植え。同じようなものが、牡丹苑の入口も飾られていました。

入口の牡丹
入口の牡丹 posted by (C)circias

入口で職員の御老人に伺ったのですが、この東照宮は修復を始めてもう5年になるそうです。以前は予算を出してもらえないため、仕方なく宮司さん達ここの職員が自ら抜けた床の補修などを行っていたのだとか。その頃の東照宮は「重要文化財」なんて冗談だろうと思えるほどの、荒れ果てた神社でした。

その頃を思うと、この派手っぷりは目を疑うほどです。「ここまで五年かかりました」というくたびれた感じの一言が、なんだか重かったですね。なお、本殿はまだ一部が修復中ですが、修理の終わったところは一般開放していて、見学する事が出来ます。次は、その本殿の様子をご紹介しましょう。

上野東照宮(1)

植物園で蝶の写真を撮るという当初の目的は潰えましたが、だからといって折角の休日を腐って過ごす手もありますまい。というわけで昨日は上野に遊びに行ってみたのですが、例によって疲れ果ててしまいまして。足を引きずるようにして帰った後は、泥のように眠りこけてしまいました。そのため一日遅れになってしまいましたが、昨日見て来たもののレポートなどを少々。

昨日のルートを簡単に説明しますと、まず上野公園内をぐるりと散策、その後ぼたん園と東照宮に立ち寄り、花園稲荷に行き、アメ横から御徒町まで歩いて、さらに上野公園まで引き返し、弁天堂の前を経由して上野公園を横切り、上野駅へ戻るというものでした。なお、お供はE-PL5とM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8です。

ではまず、東照宮の一角に設けられている、ぼたん園からご紹介しましょう。場所は、動物園よりさらに左手、不忍池と動物園の中間辺りです。このあたりは木が鬱蒼としていて、天気が良くても基本暗がり。ぼたん園の塀際には石灯籠が並んでいました。夏場は涼しそうですね。

石灯籠
石灯籠 posted by (C)circias

ぼたん園入口は、東照宮入口の鳥居をくぐってすぐ左側にあります。あまり目立つものではありませんが、看板があるので見れば分かるでしょう。入場料は大人600円ですが、東照宮の拝観料との共通券だと1000円で、100円だけお徳になります。

ぼたん園入口
ぼたん園入口 posted by (C)circias

ぼたん園の内部も、外側と同様に基本的に木陰になっている上、直射日光や雨で牡丹が痛まないようにするために、わざわざ牡丹に傘がさしかけてあったりします。そのため、あまり写真撮影には向かないかも知れません。もちろん、場所によっては木漏れ日が射したりもしますので、次の写真のように明るい絵も幾らかは撮れます。

牡丹(1)
牡丹(1) posted by (C)circias

園内には様々な種類の牡丹が所狭しと植えられていました。敷地としてはさほどの広さでもないのですが、道がジグザグに作られているので、それなりに見応えがありますし、遠くを見通す事が出来ないので、逆に全体のサイズを把握出来ず、狭いという感じはありません。上手い事を考えたものです。

牡丹(2)
牡丹(2) posted by (C)circias

写真としては、やはり日向の牡丹が鮮やかに写りますが、目で見る分には日陰の牡丹も悪くありません。しかし一番奇麗に見えるのは、やはり木漏れ日の下に咲く牡丹ですね。木漏れ日の魔法という奴で、木漏れ日にかかれば大抵のものは奇麗に見えます。

牡丹(3)
牡丹(3) posted by (C)circias

ぼたん園を出ると、すぐ左手に東照宮があります。これが絵的に凄いのですが・・・どう凄いのかは、とりあえず次の記事でご紹介しましょう。

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