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日々の便り

 

雪の高尾山を行く(2)

もみじ台の巻道はまだ歩きやすい方だったのですが、もみじ台を抜けたあたりから、道の状態が厳しくなりました。次の写真は、一丁平手前あたりの階段の様子です。写真では坂道に見えていますが、本来ここは階段なのですよね。こんな感じで、ほとんどの階段が坂道と化していました。流石にこうなると、アイゼン無しでは歩けそうもありません。

一丁平への道
一丁平への道 posted by (C)circias

一丁平にたどり着くと、そこは見事な雪景色でした。次の写真は、一丁平の窪地側の様子です。こちら側には野鳥や蝶が多いので、春から夏にかけては、私はこちら側を抜けて展望台へと進むようにしています。

一丁平(2)
一丁平(2) posted by (C)circias

お次はトイレ側の様子。画面右側にちょっとだけ写っているのがトイレですね。ちなみに、一丁平のトイレは現在故障中のため、使用できません。というかここ数年、無事でいる時間の方が少ない気がするのですけれど。それはともかく、なんだかスキー場にでも来たかのような風景になっていますね。

一丁平(1)
一丁平(1) posted by (C)circias

ところで、写真が若干白っぽいことにお気づきでしょうか。実はこの時、レンズの保護フィルタが内部で結露を始めていたのです。レンズ本体は問題なかったのですが、フィルタの方が真っ白になってしまって・・・しかしそれに気がついたのは、城山に着いてからだったのでした。というわけで、フィルタを外して一枚。城山もかなり雪が積もっています。なお、城山の茶店は、高尾山山頂のそれと同様、営業していませんでした。

小仏城山
小仏城山 posted by (C)circias

それにしても、フィルタがないとレンズの性能が一段上がったように感じますね。うぅむ、これはフィルタ無しでの運用を検討するべきでしょうか。この鮮明さはちょっと凄いです。結構高いフィルタを使っていたのですが、こんなにもハッキリと差を感じる事になろうとは思いませんでした。

ところで、当初の予定ではここで一休みして、そのまま折り返すつもりだったのですが、アイゼンのおかげでいつもよりペースが速かったため、思ったよりも時間に余裕がありまして。このペースなら最低でも小仏までは到達できそうだという事で、さらに先に行ってみる事にしました。そして城山を下り始めたのですが、そこでの景色がとにかく素晴らしかったのです。

景信山への道
景信山への道 posted by (C)circias

すっかりテンションが上がってしまって、テンションに比例するかのようにペースも上がり、気がつけば予定より早く小仏に到着。時間的にはまだまだ余裕があったため、14時30分をリミットとして、行けるところまで行ってみる事にしました。というわけで歩き続けた結果、結局14時30分より早く、景信山山頂に到達してしまったのです。

景信山山頂
景信山山頂 posted by (C)circias

上の写真は、景信山山頂の様子。驚いた事に、ここの茶店はこの雪の中でも営業していました。というわけで、ありがたくなめこ汁を味わいつつ一休みし、結局いつも通りの時間で下山したのです。

帰りの道中もアイゼンのおかげで実に順調でしたが、稲荷山コースの後半で状況が変わりました。なんと、往路はあの雪景色だったというのに、復路ではもう雪がすっかりなくなって、ただの泥沼と化していたのです。仕方なく途中でアイゼンを外して歩いたのですが、今度は最後の最後、稲荷神社周辺でアイスバーンが復活し・・・泥まみれの靴にアイゼンを装着しなければならず、後でアイゼンの掃除にちょっと苦労しました。

全体的に、雪道を歩いたとは思えないくらい順調な行程だったのですけど、しかしそこはやはり雪道。意識していなくても、体の方には結構負担がかかっていたようです。と言いますのも、今日は昼過ぎあたりから段々と筋肉痛がひどくなって来まして。山に登って、ここまでの筋肉痛になるのは久しぶりです。楽しい体験ではありましたが、それだけに、ちょっとはしゃぎ過ぎてしまったのかも知れませんね。


雪の高尾山を行く(1)

昨日は、いつも通り高尾山へ行ってきました。でも、いつも通りでは無い点が一つ。それは、アイゼンを用意して行ったことです。何しろ前日の金曜日に雪が降り、高尾山は30cmもの積雪があったと言いますから、少なくともアイスバーンはあるだろうと思いまして。

折しも高尾山は薬王院では節分会を開いているとのことで、駅前は例によってごった返しているかと思っていたのですが・・・豈図らんや、駅前は閑散としたものでした。商店も珍しく休業中の店がいくつもあったりで、これは前日の雪の影響と考えて良さそうです。次の写真は、清滝駅前の様子。お祭りのある日の高尾山とは思えない閑散とした様子がご覧頂けるかと思います。

清滝駅前
清滝駅前 posted by (C)circias

駅前は写真の通り、しっかりと雪かきがされていましたが、稲荷山コースには全体的にたくさんの雪が残っていました。とはいえそこは高尾山、10時台にもなれば既にかなりの数の登山者が登った後だったようで、稲荷山コースの雪はすでに概ね踏み固められており、高めの気温も相まって若干溶けかけたシャーベットのような状態に。

序盤の岩地には溶けかけた雪が乗っている程度で、程よくグリップするので、アイゼンは必要ありませんでした。しかし、稲荷山山頂を過ぎたあたりから、次第に雪が深くなっていきます。次の写真は、半ばあたりの急な階段を登った先の様子。だいぶ雪が深くなりましたが、今度は雪が柔らかいお陰でグリップするので、やはりアイゼンいらずです。

稲荷山コース中盤
稲荷山コース中盤 posted by (C)circias

そんなわけで足元の方は思った以上に問題なかったのですけれども、それ以外に思わぬ問題が。それは、落雪です。高い気温で溶かされた雪が、ほとんど雨のように頭上に降り注ぎ、時折雪そのものがどさっと落ちてくることも。おかげで、高尾山山頂に着く頃にはすっかり濡れ鼠になってしまいました。まぁ、落雪を浴びつつ歩くのは、それはそれで楽しい体験だったのですけれども。

結局、高尾山山頂に到着するまでアイゼンを使う機会はなく、ペース的にもさほど遅れる事無しに山頂に到着してしまいました。この辺りは、春頃の泥沼で鍛えられた成果もありそうですね。何しろ同じ道を歩いているのに、アイゼンやらスパイクやらをお使いの皆さんは、ヨチヨチ歩きになってましたし。

それはともかく、たどり着いた高尾山山頂は一面の雪景色でした。次の写真は、展望台の手摺の位置から、山頂方面を見た様子です。左手には蕎麦屋が写っていますが、見ての通り閉店中。流石に人もまばらで、いつになく広々としていました。

高尾山山頂
高尾山山頂 posted by (C)circias

そして次の写真は、山頂から奥高尾方面へと一段降りた場所にある広場を、上から見下ろして撮影したものです。普段はここにも大勢の観光客が居るのですが、流石にこの日ばかりは見ての通りの様子で。むしろ、この状況でもこれだけ人がいるのはさすが高尾山と言うべきかもしれませんが。

高尾山山頂下
高尾山山頂下 posted by (C)circias

さて、ここまでは順調だったのですっかり油断していたのですが、この広場の先にある階段を降りる段になって、問題が発生しました。階段が踏み固められた雪の坂道になってしまっていて、全くグリップしないのです。最初はアイゼンなしで降りようとしたのですが、踊り場から踊り場までスケートした時点で、諦めました。と言うわけで、初めてのアイゼン装着です。

初アイゼン
初アイゼン posted by (C)circias

するとどうでしょう、これがもう圧倒的にグリップするのですね、当たり前ですが。完全に硬い雪の斜面と化した急な階段を、普段通りのスピードでスムーズに降りることができるのです。いえむしろ、普段よりスピードが出ていたかもしれません。あんまりスムーズなので、思わずニヤニヤしてしまったくらいで。

しかし同じ斜面で、もっと本格的な装備の皆さんがヨチヨチ歩きしていたところを見るに、歩き方にもコツがあるのでしょう。要は、アイゼンなしで滑らない歩き方をアイゼン付きでやって初めて、スムーズに動けるということなのだろうと思います。何しろ彼ら、アイゼンなしの私より危なっかしい有様でしたし。

ちなみに、私が使っているのは「軽アイゼン」と呼ばれる簡易装備で、足の真ん中に少しスパイクがつくだけのもの。あくまで緊急回避的な用途のもので、こういうシーンはともかく、本格的な雪山には向きません。本来のアイゼンは、足の裏全体をカバーしていて、爪先やかかとにもスパイクがついているので、軽アイゼンよりもはるかにグリップ力がありますし、雪道以外も歩けます。

これに対して、軽アイゼンは足の真ん中にスパイクが突き出すだけなので、とてもアンバランスでして。雪のない場所やコンクリート、岩地等の硬い地面ではスパイクが邪魔になり、バランスが崩れる上にグリップも激減するため、安全のためには頻繁に着脱をする必要があります。コンクリートの上なんて、油断すると足をくじきそうになりますからね。横着すると、かえって危険が増してしまうのです。

さて、階段を降りた先に待っていたのは、予想通りの雪景色でした。もみじ台裏は先週も雪景色でしたけれど、今週のそれはより本格的なものになっていました。次の写真は、もみじ台の巻道の様子です。

もみじ台巻き道
もみじ台巻き道 posted by (C)circias

しかしそこは高尾山、やはり既にラッセル済みで、人の通る道はしっかりと踏み固められているのですけれど、それ以外の場所の雪の深さはなかなかのもの。ちょっと油断して吹き溜まりに入ると、脛くらいまでは雪に埋もれてしまいます。本格的な雪山ならこの程度ではすまないのでしょうけれども、比較的安全に雪山気分を楽しめるのが、高尾山の良いところですね。もちろん、だからと言って油断は禁物なのですが。

さて、長くなりましたので、続きはまた後ほど。



シモバシラの成長

Photo蔵、今日も落ちていましたね。18時頃に緊急メンテが入っていました。そして公式には発表していないところが何ともはや。かかった時間からして、恐らくサーバの再起動程度のメンテナンスなのでしょうけれど、再起動で対処したところでサーバダウンの原因は解決していないわけで・・・どうにも不穏です。

まぁそんな愚痴はともかく、連日のサーバ障害でアップロード出来ていなかった写真を数枚、先ほどアップできましたので、本当なら一昨日に書いているはずだった記事を書いておこうと思います。テーマは、シモバシラの成長について。

一昨日はいつも通り高尾山に行ってきたわけですが、運良く晴れが続いたおかげで、先週木曜に見たシモバシラのその後の様子を見ることができました。次の写真は、木曜はまだほんの小さなシモバシラに過ぎなかったものが、その後のふた晩で成長したものです。

成長により作られる継ぎ目
成長により作られる継ぎ目 posted by (C)circias

シモバシラをよく見ると、帯状の氷の途中に、上の写真のようなラインが入っていることがよくあります。恐らくこれは、前日の晩に茎に接していたところが線として残ったのでしょう。いわば、年輪のようなものですね。日中の気温は大抵0度より高くなるため、茎との継ぎ目は日中に少し溶けます。しかし夜になって氷点下になると、再び氷の成長が始まります。これにより、前日茎に接していたところに、ラインが形成されるわけです。

次の写真は、シモバシラの成長過程がよりハッキリとわかる一枚。氷の帯にはラインだけでなく、茎の一部が巻き込まれて剥離しています。剥離した茎は丁度ラインの側にくっついていることから、ここで一旦氷の成長が止まり、その後再度成長した氷に、茎が引っ張られて剥離したのだということが分かりますね。この霜柱にはラインが二本入っていますから、三日かけてこのサイズになったのだと分かります。

成長の過程がわかる
成長の過程がわかる posted by (C)circias

シモバシラは成長の過程でこのように茎を裂いてしまうため、茎が完全にバラバラになるまでが観察できる期限となります。そのため、シモバシラを観察できるのは、長くても1月半ばまでということになるのですね。逆に、雨などで一度溶けてしまっても、茎さえ無事であれば再び形成されるというわけです。

ところで、シモバシラの溶け方にも幾つかパターンがあるのをご存知でしょうか。一つは、茎のところが真っ先に溶けて地面に転がってしまうタイプ。これが一番多い気がしますね。もう一つはその亜種で、次の写真のように、年輪のところから溶けて剥離していくタイプ。これも比較的気温が高いところではよく見かけます。

継ぎ目から溶けて剥離する場合
継ぎ目から溶けて剥離する場合 posted by (C)circias

そして最後は、次の写真のように端から溶けて、氷の帯が先端から砕けていくタイプです。こういう形で崩壊する個体は、どちらかというと寒い場所にある、比較的大きく成長したものがほとんどであるようです。小さいシモバシラがこういう溶け方をしているところは、まだ見たことはありません。

端から溶けて崩れていく場合
端から溶けて崩れていく場合 posted by (C)circias

残念ながら、先週土曜日の高尾山はとても気温が高く、日陰でも5度くらいはありました。そのため、いつもなら夕方まで解けずに残っている日陰のシモバシラまで、夕方にはすっかり融けて無くなってしまっていました。それに加えて本日の雨で、霜柱は全て消えてしまったでしょう。

もしかすると、今年のシモバシラはこれで見納めだったのかも知れません。時期的にも、そろそろ終わりになる頃ですし。あるいは運が良ければ、来週末も少しくらいは見られるかも知れませんが。期間限定の冬のイベント、シモバシラ。いつの間にやら、すっかり冬を象徴するイベントになっていました。これを見ないと冬が来ないというか、これを見たら冬本番というか。

お年寄りが言うには、年々小さくなっていると言うことですけれども、来年もまた見られることを期待したいですね。

シモバシラが見頃です

今日は会社をサボ・・・もとい、自主休業して、高尾山へ行ってきました。いえいえ、別に年始挨拶を長々と聞かされるのが面倒臭かったからというわけではありますん。家族が「シモバシラ」を見たいと言うので、案内してきたのです。シモバシラは毎年12月半ばから1月上旬にかけて、紅葉台から小仏城山にかけて見られるのですが、流石に三箇日は混雑が酷いので、一日遅らせたというわけです。

今年は城山と一丁平のシモバシラの時期が早く、12月中旬の時点で既に見頃だったのですが、一方でもみじ台のそれは遅れ気味でした。そのため、今日行っても見られるかどうかは半ば賭けだったのですが、どうやら今回は賭けに勝つことができたようです。まずは、稲荷山コースの上り口付近にて、最初のシモバシラを発見しました。

稲荷山コース入り口にて
稲荷山コース入り口にて posted by (C)circias

サイズは小さいですが、立派にシモバシラです。今日はいつもより早めに出発したので、まだ解け始めてもおらず、とても良い状態のものを撮影することができました。まだ成長していませんが、おかげで逆に透明感があって綺麗ですね。そして、ここでシモバシラが見られるということは、もみじ台のそれにも期待ができるということです。案の定、もみじ台の巻道では多くのシモバシラを見ることができました。

もみじ台巻道にて
もみじ台巻道にて posted by (C)circias

もみじ台のシモバシラの多くは、まだ成長しきっていない小さなものでしたが、中にはだいぶ大きく育ったものもありました。次の写真のシモバシラなどは、なかなか見事です。これは、多くの人が写真を撮っている目立つ場所ではなく、あまり目立たない場所にポツンと形成されていたものです。周囲にシモバシラがないため、気づかない人も多いようでした。

もみじ台巻道にて
もみじ台巻道にて posted by (C)circias

そして中には、ひときわ目立つ大きなものもありました。次の写真は、巻道の奥高尾方面の出口に近い位置にあったシモバシラです。これは縦方向に大きく、10cm以上はあったと思います。これまで数年間シモバシラを見てきましたが、ここまで大きいものは初めて見ました。写真ではサイズが分かりにくいですが、周囲の枯葉などと比較していただければ、いかに大きいかがお分かりいただけるかと思います。

本日最大のシモバシラ
本日最大のシモバシラ posted by (C)circias

さらに先へ進むと、巻道の数m手前あたりに、だいぶ大きなシモバシラが形成されていました。次の写真は、その中でも特に形の綺麗だった一本です。流石に先ほどの大きなシモバシラほどのサイズはありませんが、それでもこれほどのサイズのものを見るのは、今日が初めてです。どうやら今年は、とてもタイミングが良かったようですね。

もみじ台巻道にて
もみじ台巻道にて posted by (C)circias

もみじ台を抜けた後、普段は正面の階段を使って一丁平方面へ抜けるのですが、今回はその右手の日陰になっている道を進むことにしました。もしかしたら、日陰であればどこかにシモバシラがあるかもしれないと期待したのです。そして、期待通りに立派なシモバシラを見ることができました。次の写真は、この裏道の後半三分の二くらいの位置で撮影したものです。

もみじ台~一丁平巻道にて
もみじ台~一丁平巻道にて posted by (C)circias

高さはそれほどでもありませんが、分厚いシモバシラが幾重にも重なっている様子はなかなか圧巻でした。一番見事だったのはこの写真のシモバシラですが、ここには他にもそこそこ大きなシモバシラがいくつも形成されていて、できれば長居して撮影したかったのですけれど・・・狭い山道に荷物と三脚を広げたカメラオヤジが大声で講釈垂れていたので、早々に退散しました。無念です。

どうしてこう、一眼レフ持ったオヤジって最低なんでしょうね。邪魔だし五月蝿いし下品だしマナー悪いし自己顕示欲強いしすぐ機材自慢始めるし、本当に最低です。そういえば、浜離宮での放鷹術実演の時も、土足でベンチの上を歩き回り、人を押しのけるようにしてカメラを振り回す最低のオヤジが何匹も湧きましたっけ。だから一眼レフは嫌なのですよ。どんなに性能が良くたって、無理。最近は一眼レフを見るだけで嫌悪感を感じるほどです。

まぁ、愚痴はこのくらいにして。そうして進んだ先の一丁平の巻道ですが、残念ながらこのあたりのシモバシラは、既に見頃を過ぎてしまっているようでした。12月末に多くのシモバシラを見ることができた位置では、ほとんどが溶けて砕けた残骸になっています。新しいものも形成されていましたが、どれもとても小さなものばかりでした。

城山の裏手に至っては、既に完全に時期を過ぎてしまったようで、12月末にシモバシラを見ることができた位置でも、もうシモバシラは見当たりません。あとで聞いたところによると、あの辺りは12月の半ばより少し前が見頃だったのだとか。完全に見落としていましたね。しかし、巻道の入り口付近では、幾つかのシモバシラを見ることができました。

城山巻道にて
城山巻道にて posted by (C)circias

城山と一丁平のシモバシラがほぼ終わってしまったのは予想外でしたが、それでも、これまで見たことのないほど立派なシモバシラを幾つも見ることができたのは、実に幸運なことだったと思います。シモバシラというと小さいものだとばかり思っていましたから、10cm超えの大物は驚きでした。しかし、お年寄りの皆さんが口を揃えて仰るには、昔はもっと大きいものが多かったのだそうで。ぜひとも見てみたいものですね。

予報によると明日は雨か雪だそうですが・・・もし幸運にも予報が外れてくれれば、土曜日にはさらに立派なシモバシラが見られるかもしれません。なんとかお天気に持ちこたえて貰いたいものですが、果たして。

高尾山紅葉事情

毎年「今年はおかしい」なんて事を書いていますが、今年はまた輪をかけておかしな天気が続きますね。春に真夏日が続いたかと思えば梅雨は晴天続き。梅雨明け宣言を嘲笑うかの如く、途端に連日雨が続き、気温は9月、10月並みに。ようやく9月は晴れたかと思いきや、10月に入るや否や再び雨が三週間。しかも気温は12月ですって?

どうかしています、というかもう完全にぶっ壊れていますね。これが江戸時代だったならば、飢饉待ったなしでしょう。現代は技術も経済も大いに発達しているので、どうやらその心配はなさそうですが。

そんなぶっ壊れた天気もここへ来て正気を取り戻したのか、はたまた反動が出ただけか。ここ数日、少なくとも日中は良い天気が続いています。10月中は天気につられて無気力に過ごしてしまった私ですけれども、このままではいけないと、今週末は気合を入れて、大いに動き回りました。

三週間ぶりの晴れた週末に張り切ったのは私だけではなかったようで、昨日の高尾山は大いに混雑していました。久々の晴れに加えて、紅葉シーズンも到来しましたからね。相乗効果というやつでしょう。一番混む時期ほどではありませんでしたが、昨日のケーブルカー駅前には行列ができていました。次の写真は、駅前の様子です。

PB040001
PB040001 posted by (C)circias

麓の紅葉は所により色づいているという感じで、個体差が大きいようです。とはいえ、今週中には見頃になりそうな感じでした。これは山の上も似たようなもので、紅葉台の紅葉もまだ序盤といった感じ。赤みは差して来ていますが、あまり綺麗という感じはしませんでした。次の写真は、おなじみ細田屋さんの入り口の様子です。

PB040006
PB040006 posted by (C)circias

さて、この時点まではスッキリと晴れていたお天気でしたが、一丁平を過ぎたあたりから急に雲行きが怪しくなって来ました。次の写真は城山の様子ですが、もうすっかり曇ってしまい、おまけにうっすらともやまで出ています。城山山頂は見ての通り綺麗に紅葉していたのですが、曇り空ともやのせいで、何やら扁平な印象の絵になってしまいました。

PB040010
PB040010 posted by (C)circias

とはいえ、すぐに降りそうには見えませんでしたので、そのまま先に進みます。そして景信山に到着したのですが、ここは例年通り、全く紅葉していませんでした。次の写真は、景信山山頂の様子です。この辺りは日当たりが悪いので、その影響なのでしょうか。去年の今頃の写真でも、やはりここだけは紅葉していませんでした。一方、三角点近くの桜の木は、もう葉を散らし始めているのですけれども。

PB040026
PB040026 posted by (C)circias

さらに雲行きが怪しくなって来たので、あまり長居はせずに折り返します。往路では混雑を避けるために近付かなかった高尾山山頂の標識周辺では、紅葉が見事に赤くなっていました。今年もほぼ例年通り、高尾山山頂の紅葉は、ちょうど今くらいが見頃のようです。

PB040043
PB040043 posted by (C)circias

なお、何やら白っぽくなっているのはハレーションではなく、もやです。ついでに、構図がアレなのは、人が写り込むのを避けたためでして。夕方だというのに足の踏み場もない混雑ぶりで、さすがにちょっと辟易しました。普段ならこの時間にはもう人はまばらになっているのですけれど、さすがに紅葉シーズンは一味違いますね。

このあたりから次第に風が強くなり、ついでにもやも濃くなって来たため、その後は急き立てられるように下山しました。どうやら急いだのは正解であったようで、麓まで降りてふと見上げると、頭上にはハッキリと黒い雲が。あれでは、木々のトンネルの下は日没前のような暗さになっているでしょう。あるいは山上は、所によって雨になっていたかもしれません。

移り気な天気のせいで、少し駆け足気味の縦走になってしまいましたが、それでも久々の山は実に爽快でした。なんと言いますか、スイッチが入るとでも言いましょうか。ああいう環境に行くと、生き返る気がするのです。そうしてすっかり元気になって、ふと10月を振り返ってみると、先月の自分の無気力ぶりは目を覆わんばかりのものでしたね。

何しろ3週間もインドア生活だったというのに、ブログの更新さえせずにダラダラ過ごしてしまったのですから。やろうと思えば、色々とできることはあったはずなのですけれどね。山に行けない、蝶の写真も撮れない、虫の声もしないという環境に鬱々として、ただぼんやりと過ごしてしまったのでした。

山依存症というわけではありませんけれども、どうやら今の私にとって、週末の登山は精神衛生上、欠かすことのできないイベントであるようです。

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