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日々の便り

 

シモバシラの成長

Photo蔵、今日も落ちていましたね。18時頃に緊急メンテが入っていました。そして公式には発表していないところが何ともはや。かかった時間からして、恐らくサーバの再起動程度のメンテナンスなのでしょうけれど、再起動で対処したところでサーバダウンの原因は解決していないわけで・・・どうにも不穏です。

まぁそんな愚痴はともかく、連日のサーバ障害でアップロード出来ていなかった写真を数枚、先ほどアップできましたので、本当なら一昨日に書いているはずだった記事を書いておこうと思います。テーマは、シモバシラの成長について。

一昨日はいつも通り高尾山に行ってきたわけですが、運良く晴れが続いたおかげで、先週木曜に見たシモバシラのその後の様子を見ることができました。次の写真は、木曜はまだほんの小さなシモバシラに過ぎなかったものが、その後のふた晩で成長したものです。

成長により作られる継ぎ目
成長により作られる継ぎ目 posted by (C)circias

シモバシラをよく見ると、帯状の氷の途中に、上の写真のようなラインが入っていることがよくあります。恐らくこれは、前日の晩に茎に接していたところが線として残ったのでしょう。いわば、年輪のようなものですね。日中の気温は大抵0度より高くなるため、茎との継ぎ目は日中に少し溶けます。しかし夜になって氷点下になると、再び氷の成長が始まります。これにより、前日茎に接していたところに、ラインが形成されるわけです。

次の写真は、シモバシラの成長過程がよりハッキリとわかる一枚。氷の帯にはラインだけでなく、茎の一部が巻き込まれて剥離しています。剥離した茎は丁度ラインの側にくっついていることから、ここで一旦氷の成長が止まり、その後再度成長した氷に、茎が引っ張られて剥離したのだということが分かりますね。この霜柱にはラインが二本入っていますから、三日かけてこのサイズになったのだと分かります。

成長の過程がわかる
成長の過程がわかる posted by (C)circias

シモバシラは成長の過程でこのように茎を裂いてしまうため、茎が完全にバラバラになるまでが観察できる期限となります。そのため、シモバシラを観察できるのは、長くても1月半ばまでということになるのですね。逆に、雨などで一度溶けてしまっても、茎さえ無事であれば再び形成されるというわけです。

ところで、シモバシラの溶け方にも幾つかパターンがあるのをご存知でしょうか。一つは、茎のところが真っ先に溶けて地面に転がってしまうタイプ。これが一番多い気がしますね。もう一つはその亜種で、次の写真のように、年輪のところから溶けて剥離していくタイプ。これも比較的気温が高いところではよく見かけます。

継ぎ目から溶けて剥離する場合
継ぎ目から溶けて剥離する場合 posted by (C)circias

そして最後は、次の写真のように端から溶けて、氷の帯が先端から砕けていくタイプです。こういう形で崩壊する個体は、どちらかというと寒い場所にある、比較的大きく成長したものがほとんどであるようです。小さいシモバシラがこういう溶け方をしているところは、まだ見たことはありません。

端から溶けて崩れていく場合
端から溶けて崩れていく場合 posted by (C)circias

残念ながら、先週土曜日の高尾山はとても気温が高く、日陰でも5度くらいはありました。そのため、いつもなら夕方まで解けずに残っている日陰のシモバシラまで、夕方にはすっかり融けて無くなってしまっていました。それに加えて本日の雨で、霜柱は全て消えてしまったでしょう。

もしかすると、今年のシモバシラはこれで見納めだったのかも知れません。時期的にも、そろそろ終わりになる頃ですし。あるいは運が良ければ、来週末も少しくらいは見られるかも知れませんが。期間限定の冬のイベント、シモバシラ。いつの間にやら、すっかり冬を象徴するイベントになっていました。これを見ないと冬が来ないというか、これを見たら冬本番というか。

お年寄りが言うには、年々小さくなっていると言うことですけれども、来年もまた見られることを期待したいですね。

シモバシラが見頃です

今日は会社をサボ・・・もとい、自主休業して、高尾山へ行ってきました。いえいえ、別に年始挨拶を長々と聞かされるのが面倒臭かったからというわけではありますん。家族が「シモバシラ」を見たいと言うので、案内してきたのです。シモバシラは毎年12月半ばから1月上旬にかけて、紅葉台から小仏城山にかけて見られるのですが、流石に三箇日は混雑が酷いので、一日遅らせたというわけです。

今年は城山と一丁平のシモバシラの時期が早く、12月中旬の時点で既に見頃だったのですが、一方でもみじ台のそれは遅れ気味でした。そのため、今日行っても見られるかどうかは半ば賭けだったのですが、どうやら今回は賭けに勝つことができたようです。まずは、稲荷山コースの上り口付近にて、最初のシモバシラを発見しました。

稲荷山コース入り口にて
稲荷山コース入り口にて posted by (C)circias

サイズは小さいですが、立派にシモバシラです。今日はいつもより早めに出発したので、まだ解け始めてもおらず、とても良い状態のものを撮影することができました。まだ成長していませんが、おかげで逆に透明感があって綺麗ですね。そして、ここでシモバシラが見られるということは、もみじ台のそれにも期待ができるということです。案の定、もみじ台の巻道では多くのシモバシラを見ることができました。

もみじ台巻道にて
もみじ台巻道にて posted by (C)circias

もみじ台のシモバシラの多くは、まだ成長しきっていない小さなものでしたが、中にはだいぶ大きく育ったものもありました。次の写真のシモバシラなどは、なかなか見事です。これは、多くの人が写真を撮っている目立つ場所ではなく、あまり目立たない場所にポツンと形成されていたものです。周囲にシモバシラがないため、気づかない人も多いようでした。

もみじ台巻道にて
もみじ台巻道にて posted by (C)circias

そして中には、ひときわ目立つ大きなものもありました。次の写真は、巻道の奥高尾方面の出口に近い位置にあったシモバシラです。これは縦方向に大きく、10cm以上はあったと思います。これまで数年間シモバシラを見てきましたが、ここまで大きいものは初めて見ました。写真ではサイズが分かりにくいですが、周囲の枯葉などと比較していただければ、いかに大きいかがお分かりいただけるかと思います。

本日最大のシモバシラ
本日最大のシモバシラ posted by (C)circias

さらに先へ進むと、巻道の数m手前あたりに、だいぶ大きなシモバシラが形成されていました。次の写真は、その中でも特に形の綺麗だった一本です。流石に先ほどの大きなシモバシラほどのサイズはありませんが、それでもこれほどのサイズのものを見るのは、今日が初めてです。どうやら今年は、とてもタイミングが良かったようですね。

もみじ台巻道にて
もみじ台巻道にて posted by (C)circias

もみじ台を抜けた後、普段は正面の階段を使って一丁平方面へ抜けるのですが、今回はその右手の日陰になっている道を進むことにしました。もしかしたら、日陰であればどこかにシモバシラがあるかもしれないと期待したのです。そして、期待通りに立派なシモバシラを見ることができました。次の写真は、この裏道の後半三分の二くらいの位置で撮影したものです。

もみじ台~一丁平巻道にて
もみじ台~一丁平巻道にて posted by (C)circias

高さはそれほどでもありませんが、分厚いシモバシラが幾重にも重なっている様子はなかなか圧巻でした。一番見事だったのはこの写真のシモバシラですが、ここには他にもそこそこ大きなシモバシラがいくつも形成されていて、できれば長居して撮影したかったのですけれど・・・狭い山道に荷物と三脚を広げたカメラオヤジが大声で講釈垂れていたので、早々に退散しました。無念です。

どうしてこう、一眼レフ持ったオヤジって最低なんでしょうね。邪魔だし五月蝿いし下品だしマナー悪いし自己顕示欲強いしすぐ機材自慢始めるし、本当に最低です。そういえば、浜離宮での放鷹術実演の時も、土足でベンチの上を歩き回り、人を押しのけるようにしてカメラを振り回す最低のオヤジが何匹も湧きましたっけ。だから一眼レフは嫌なのですよ。どんなに性能が良くたって、無理。最近は一眼レフを見るだけで嫌悪感を感じるほどです。

まぁ、愚痴はこのくらいにして。そうして進んだ先の一丁平の巻道ですが、残念ながらこのあたりのシモバシラは、既に見頃を過ぎてしまっているようでした。12月末に多くのシモバシラを見ることができた位置では、ほとんどが溶けて砕けた残骸になっています。新しいものも形成されていましたが、どれもとても小さなものばかりでした。

城山の裏手に至っては、既に完全に時期を過ぎてしまったようで、12月末にシモバシラを見ることができた位置でも、もうシモバシラは見当たりません。あとで聞いたところによると、あの辺りは12月の半ばより少し前が見頃だったのだとか。完全に見落としていましたね。しかし、巻道の入り口付近では、幾つかのシモバシラを見ることができました。

城山巻道にて
城山巻道にて posted by (C)circias

城山と一丁平のシモバシラがほぼ終わってしまったのは予想外でしたが、それでも、これまで見たことのないほど立派なシモバシラを幾つも見ることができたのは、実に幸運なことだったと思います。シモバシラというと小さいものだとばかり思っていましたから、10cm超えの大物は驚きでした。しかし、お年寄りの皆さんが口を揃えて仰るには、昔はもっと大きいものが多かったのだそうで。ぜひとも見てみたいものですね。

予報によると明日は雨か雪だそうですが・・・もし幸運にも予報が外れてくれれば、土曜日にはさらに立派なシモバシラが見られるかもしれません。なんとかお天気に持ちこたえて貰いたいものですが、果たして。

台風18号の爪痕

本日の東京は快晴、まさに台風一過の青空が広がりました。この青空を期待して準備を進めていた私は、もちろん予定通りに高尾山へ。空気は透き通り、日差しは強く、雲は少ない最高の天気。これならばきっと、今年最高の景色を見ることができるでしょう。なにしろ分倍河原からでさえ、こんなにもはっきりと富士山を見ることができるくらいですからね。

分倍河原より富士山を望む
分倍河原より富士山を望む posted by (C)circias

高尾山に到着した私は、いつも通り稲荷山経由で高尾山に登頂し、その後奥高尾へと進みました。ここまでの登山道は木の枝こそ散らばっていたものの、取り立てて被害らしい被害もなく。やはり今回の台風はあまり影響はなかったのだな、などと思っていたのですが、一丁平を過ぎたところで、不意に状況が変わったのです。

一丁平出口の倒木
一丁平出口の倒木 posted by (C)circias

それは一丁平の展望台を城山方面へ降ってすぐのところ。一瞬道が途切れているかのように見えたので、思わず目を疑いました。よく見て見ると、一抱えほどもある大木が無残に折れて倒されているのです。しかも倒れた木はさらに分断され、辺りに散らばっているではありませんか。中でも一番大きな破片を辿っていくと、倒れたと思しき木の根元が無残な姿を晒していました。

倒れたのはこの木
倒れたのはこの木 posted by (C)circias

割と高い位置で折れたせいか、根元から倒れた幹までは結構離れています。そして妙なのは、その倒れた幹の先端の傷口。なにやら、ねじ切れたかのようになっているのです。次の写真がその傷口ですが、明らかに折れた方向と傷口のねじれが一致しないのです。地面に叩きつけられて砕けたのなら、こんな傷口にはなりませんね。上面は画面右に捻れ、下面は逆方向に広がっているのが判るでしょうか。

捻じ切れたような傷跡
捻じ切れたような傷跡 posted by (C)circias

さらに進むと、今度は城山の登り階段で再び倒木に遭遇しました。この木も幹の少し高い位置で折れていて、しかも折れた根元と倒れた幹との間が結構離れています。断じて折れてそのまま倒れたような状況ではなく、折れたあと飛ばされなければこんなに根元から離れたりはしないでしょう。

城山上りの倒木
城山上りの倒木 posted by (C)circias

倒れた後でバラバラになり、なぜか先端は折り返すようにして手前に転がってきているのも妙です。さらに、同じようなおかしな折れ方をした木が、この数メートル先にも一本あり、道を塞いでいました。次の写真の木は画面左から倒れたものですが、倒れた木の先端が折れて、なぜか折り重なっています。

城山上りの倒木その2
城山上りの倒木その2 posted by (C)circias

右に大きな力がかかって倒れたことは明白ですが、それならばなぜ分断された幹の上方が、引きずられるように根元側に戻ってきて、しかも幹の上に折り重なっているのでしょうか。高尾山で倒木を見る機会は結構ありますが、こんな奇妙な倒れ方をした木を見るのは、今回が初めてでした。

理由らしきものが分かったのは、帰宅した後のこと。なんとなくテレビを聞き流していたところ、どうも昨晩は台風の影響で、竜巻が発生したらしいというニュースをやっているではありませんか。なるほど、局所的な旋風が発生したのなら、あの奇妙な傷口も、おかしな飛び散り方をした破片も、説明がつかないでもありません。まぁ少なくとも、何がしか異常な風が吹いたのは間違い無いでしょう。

昨晩、台風の影響らしきものが現れたのは深夜のことで、それもほんの数時間だけでした。聞くところによると東京は強風域には入ったものの、暴風域には入っていないそうですね。それでもこんな被害が出るくらいですから、直撃を受けたところは一体どんなことになってしまったやら、被害が思いやられます。やはり、腐っても台風。逸れたからといって、侮ってはいけませんね。


小雨の植物園(2)

午前中こそ台風をそこはかとなく感じさせる雨模様でしたが、午後になってからは、ごく普通のしとしと雨になりました。台風は近づいて来ているはずですが、二時を過ぎた頃には小鳥も鳴き始めるほどで。これならば、台風の影響はほとんどないまま終わってくれそうですね。明日は朝から晴れたなら、山へ行ってくるのも良さそうです。

それはともかく、昨日のお話の続きを。神代植物公園の水生植物園でしばらく過ごしたあと、小雨に濡れながらも野川公園を目指しました。目的は野川公園本体ではなく、その横に設けられた自然観察園です。公園に着く頃には再び雨は上がり、雲の切れ間からわずかに日も差して、蝶や蜂たちがここぞとばかりに動き出していました。そんな中、ここで思わぬ出会いがあったのです。

野川公園のアサギマダラ
野川公園のアサギマダラ posted by (C)circias

なんと、野川公園にアサギマダラが。高尾山のそれと比べてだいぶ薄汚れているのはやはり、環境の違いなのでしょうね。それにしても、一体どうしてこんな所にアサギマダラがいるのでしょうか。この界隈へはもう20年以上通っていますが、さすがにアサギマダラを見るのはこれが初めてです。ハグレ蝶か、あるいは定着しているのか。まぁ東京の中では比較的環境の良いところではありますが、人が多いので心配です。

アサギマダラは警戒心の薄い蝶で、人の周りを平気で飛び回りますし、近付いても逃げません。こんな所にいたら、たちまちマナーの悪い人たちの餌食になってしまうのではと心配したのですが、意外とそうでもなかったようです。ドヤドヤと数人のおばさんたちが近付いて来るや、パッと飛び立って逃げて行きました。うん、アサギマダラも裸足で逃げる以下略。そんなおばさん達や、奇声を上げる子供達のお目当はこちら、彼岸花です。

彼岸花
彼岸花 posted by (C)circias

実は、自然観察園の中には彼岸花の群生地がありまして、地元では結構有名なのですよね。これだけの数の彼岸花が咲き誇っている場所はこの近辺ではここだけ。ちょっとした彼岸花の名所になっているのです。これだけ見事に咲き揃っていると、やっぱり見に来たくもなりますよね。ただその、奇声だの怒声だのはご容赦いただきたいです、切に。ああいうケダモノ系の子供って結構多いですけれど、将来は一体どうなるんでしょうねぇ。

さて、花といえばもう一つ。この時期、この自然観察園でもツリフネ草を見ることができるのです。ついでにキツリフネも咲いていますので、二種類の釣船草の共演を見ることができます。

ツリフネソウ
ツリフネソウ posted by (C)circias

自然観察園にいる間、雨は上がったままでした。お陰で蝶達の動きは活発に。特に、シジミチョウの動きが目立ちます。自然観察園の外縁、川に近い明るい草地では、10匹以上のシジミ蝶達がこぞって飛び回り、恋のさや当てを演じていました。と言っても、メス達の反応は今ひとつのようでしたが。次の写真はそんな中、我関せずと花に止まっていた個体です。行動から言って、おそらくこの子もメスなのではないかと。

ルリシジミ
ルリシジミ posted by (C)circias

止まっている花は、高尾山でもよく見かけるものです。ヒヨドリバナでしょうか、結構色々な蝶がやって来る花ですね。この日はシジミチョウと、イチモンジセセリしかいませんでしたけれど。真っ白な花が固まって咲くので、背景として用いると、実に写真映えする植物です。

イチモンジセセリ
イチモンジセセリ posted by (C)circias

この日は3時ごろまで公園に止まりましたが、再び雨が降り出したので帰路につきました。それから雨は止むことなく、夕方には本降りになりましたので、引き際としては良いタイミングだったようです。

どちらかといえば生憎のお天気の1日でしたが、しかし意外な出会いもあり、なかなか楽しむことができました。植物も昆虫も、雨の日には雨の日の表情があり、それはそれで魅力的なものです。濡れるのはあまり嬉しくありませんが、こういうのもたまには良いですね。


小雨の植物園(1)

台風18号が九州に上陸したそうですね。各地の被害状況をTVでやっていますが、所によってはトラックが横転するほどの風が吹いているのだとか。その一方で東京はと言いますと、昨日から微かに台風の気配を感じる雨が続いています。さすがに今日は朝からずっと降り続きですが、昨日は一日中降ったり止んだりのお天気で。そんな中私は、近場の植物園までカメラ片手に出掛けてきました。

当初の予報によれば、この三日間天気は悪化する一方だと言いますし、そうなると外に出ることができる機会はこの時を置いて他にないと思ったからです。毎週末に緑成分を補給しておきませんと、緑色欠乏症で仕事が手につかなくなるものですから。

E-PL5は防水仕様ではないので派手に濡らすわけにはいきませんが、多少雨粒がかかる程度なら大丈夫。と言うわけで、雨が降っている間は雨宿りをし、雨が止んだらすかさず木陰から飛び出して写真を。なにしろ雨の植物園は、魅力的な被写体の宝庫ですからね。さすがに土砂降りでは写真も撮れませんが、小雨ならばむしろ望む所です。と言うわけでまずはお約束のを一枚、蓮の葉と水滴です。

蓮の葉と水滴
蓮の葉と水滴 posted by (C)circias

ネイチャーフォトごっこ、とでも言いましょうか。あの手の写真集といったらまず葉っぱに水滴、あるいは蜘蛛の巣に水滴ですね。水滴の輝きが綺麗なのは勿論なのですけれども、雨に濡れた植物もまた、独特の色合いがあって綺麗です。特に、湿地の植物に雨はよく似合いますね。次の写真は、水生植物園の一番奥に咲いているミズキンバイ。晴れていても綺麗なのですが、雨に濡れた色はまた一味違います。

ミズキンバイ
ミズキンバイ posted by (C)circias

お次は、この時期の水生植物園ならではの花、ツリフネソウです。ちなみにこのツリフネソウ、東京都の準絶滅危惧種に指定されているとか。つまり、日本全国としてはまだたくさん咲いているものの、東京都ではほとんど見られなくなった種であるということです。まぁ、東京に湿地なんてほとんどないですからねぇ、最近は。

ツリフネソウ
ツリフネソウ posted by (C)circias

ところで、雨の日の植物園の見所は、植物ばかりではありません。見ることができるかどうかには多分に運が絡みますけれども、雨の日の昆虫たちもまた、晴れた日とは少し違う姿を見せてくれるのです。そしてこの日の私は、少しだけ運が良かったようですね。水生植物園の一番奥で、雨宿りしているヒカゲチョウを見つけることができました。

ヒカゲチョウの雨宿り
ヒカゲチョウの雨宿り posted by (C)circias

中型の蝶は雨を嫌って隠れるものが多い中、小型の蝶たちは、小雨程度なら以外と元気に飛び回っていたりします。こちらは、雨にも負けない元気なイチモンジセセリ。パッとみただけでも数匹のセセリが辺りを飛び回っていました。

小雨でも元気なイチモンジセセリ
小雨でも元気なイチモンジセセリ posted by (C)circias

最後は、この時期の水生植物園の名物、彼岸花の写真を。河川敷ではもう満開を過ぎているようですが、この辺りはまだ半分程度しか開いていません。ただ、先ほど聞いた予報によると、明日は晴れて暑くなるそうですから、あっという間に満開になってしまいそうですね。見頃は今週いっぱいといったところでしょう。

雨に濡れる彼岸花
雨に濡れる彼岸花 posted by (C)circias

普段は人気のない水生植物園も、桜の時期とこの時期だけは大勢の観光客で賑わいます。あとは、カキツバタの時期も人が多めでしょうか。まぁわかりやすいアイコンですからね。ただ、ほとんどの人がこれだけ眺めて早足で帰ってしまうのは、ちょっと勿体無い気もします。周囲にちゃんと目を向けてみれば、綺麗なものや面白いものは、もっと沢山あるのですけれど。



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