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日々の便り

 

藤とツツジの季節です。

朝は花粉症の症状が酷くて引き蘢っていた私ですが、結局午後には家を飛び出してしまいました。なぜって、この良い天気に部屋にこもっているだなんて、人生の無駄遣いに他ならないからです。なけなしの休日、とびっきりの良い天気、ならば出掛けるしかありますまい。

昔から、白衣が似合うだの本の虫だのとインドア派なイメージで見られる事の多い私ですが、何を隠そう、我が家では一番のアウトドア派なのです。一週間に一度は木々のあるところに出掛けないと乾涸びてしまうのです、精神的に!!

というわけで、まずはいつもの植物園に寄ったのですが・・・相変わらず、虫が居ませんね。この時期ならもうシジミもモンシロチョウも居て不思議はないのですけど、明らかに他所から飛来したアゲハを一匹見かけたきり。住宅街より虫を見ません。
これは、植生を弄り過ぎただけでなく、無神経に農薬を撒いたかもしれませんね。ここまで虫の居ないこの場所を見たのは、ここ10年で初めてです。

仕方がないので、ちょっと周辺に足を伸ばしてみたところ、ちょっと良い場所を見付けてしまいました。それがこちら、神代植物公園植物多様性センターです。写真は正門から中を見たところで、奥に見えるのは管理棟。中で資料の展示もやっています。

植物多様性センター1
植物多様性センター1 posted by (C)circias

神代植物園には、神代植物公園という公園区画が隣接しているのですが、その一部が無料開放の植物園として整備されているのです。まだ出来てそれほど経っていないのでしょう、歩道も施設もピカピカで、とても奇麗。ここまできっちり整備されているのなら、これはこれでアリですね。

植物多様性センター3
植物多様性センター3 posted by (C)circias

管理棟は正面が藤棚になっていて、それは見事な藤の花が咲き誇っています。丁度満開をちょっと過ぎたくらいなのでしょう、地面にも一面に藤の花が散っていて、紫色のじゅうたんに。どちらもなかなか奇麗です。

植物多様性センター4
植物多様性センター4 posted by (C)circias

この施設は、里山や岩場、水辺などの環境ごとの植生を再現したもののようで、写真のように人口の小川や岩場などが作られ、区画ごとにテーマが示されています。テーマは様々ですが、水辺や沼地などといった環境の総称だけでなく、地域名が付けられているエリアもありました。

この時期はハルジオンやセリバヒエンソウなどといった小さな花が目立ちますが、その他には先程の藤や、ツツジ、ヒメウツギなどが咲き誇っていました。

植物多様性センター5
植物多様性センター5 posted by (C)circias

そういえば、ヒメウツギと言えば蝶が集まる木なのですけど、こちらの植物園にも全く蝶が居ませんでしたね。もしかしたら、個体数そのものが少ないのでしょうか。
今年は寒暖のリズムがおかしなことになっていましたから、もしかしたらそういうこともあるかも知れませんね。

そうそう、自宅の近くでようやく鶯の声を聞く事ができたのですが、今年は鶯より先に燕がやってきていたのですよね。さしずめ鶯は大遅刻で燕は早出ってところでしょうか。おかしいにもほどがあります(笑

とはいえ、ようやく季節らしい陽気になってくれましたし、あとはこの調子で暖かい日が続いてくれると良いですね。
天気予報によれば、明日と明後日は天気が崩れるそうですが、連休後半戦はまた持ち直すとかなんとか。滅多にあたらないのが天気予報というものですが、今度ばかりは当たってもらいたいものです。

さて、緑成分もしっかり充電しましたし、明日から三日間頑張るとしましょうか。連休後半のために。

見た目の黒さと裏腹に。

いやはや、参りました。昨晩は疲れ過ぎで早々にダウンしてしまい、気がついたら今朝の9時。昨晩こそはお酒を〜なんて思っていたのに、結局飲めずじまいです。
疲れ過ぎが響いたのか、今朝はちょっと花粉症の症状が強く出ているので、只今部屋に引き蘢り中。ダイキンさんの御陰で、この部屋は安全地帯です。

ジャズと珈琲をお供に過ごす休日の朝なんて、ちょっと贅沢ですよね。事情さえ無視すれば、ですが(笑
というわけで、先程淹れたコーヒーの話でも。

2013-04-29
2013-04-29 posted by (C)circias

堀口さんのブレンドの中では、最も煎りの深い一品。ここまで煎りが深くなると、豆の状態ではあまり珈琲らしい香りがしません。どちらかというと香ばしい香りの方が勝っていまして、まるで麦茶を作る時に使う、炒り麦のような香りです。

挽いてみると、豆が本当に真っ黒なのですよね。香りも主に香ばしさが勝っているので、いかにも苦そうです。それはもう、こんなに炭みたいな色で大丈夫なのか、ちゃんと味はするのかと、不安になるくらい。
ところが、きっちり抽出してやれば、見た目の黒さとは裏腹に、甘味もしっかり出るのですよね。なんとも不思議。

すりつぶす方式のミルの場合、挽きはかなり粗めにしないと、豆が砕けて微粉になってしまいます。ブレード式の場合は粗目で良いかも知れませんが、手挽きの場合は粗目よりもさらに粗く挽くくらいで丁度良いでしょう。
お湯は82.5度がお勧め。蒸らしはたっぷり1分かけて大丈夫です。抽出は2回で。

抽出が終わると、不思議なもので、結構珈琲らしい香りになります。味は、まず深い苦みが特徴。といっても胃にくるタイプの苦みではなく、まろやかできめ細かな、尖りのない深い味です。甘味や酸味もしっかりあって、後味がとても爽やかなのも良いところ。しっかり余韻が残りますが、決して存在感が強すぎず、口の中がさっぱりします。

深煎りだからでしょうか、沢山飲んでも胃に負担がかかりません。沢山飲みたい時にも良さそうですね。それから、甘いものにもとても良く合います。甘いものを食べながら飲むと、お互いに美味しさを引き出し合ってくれる感じです。
ケーキやドーナッツのお供にしても良いですし、朝の一杯にも良いのではないかな、と。

温度を上げると味がキツくなり、お湯の注ぎが速過ぎると味が出ないなど淹れ方が難しい珈琲ではありますが、うまく淹れればとても飲み易いブレンドです。

ところでこのブレンド、製法がちょっと特殊なのだそうです。お店で伺ったところによれば、普通、ブレンドは豆の種類ごとに煎った上で、煎り上がった豆を混ぜるのだそうですね。多分、そうしないと火の通り方が均一にならず、一部が炭になってしまったりするからでしょう。豆のサイズや密度は、産地によって全然違いますから。

しかしこの#9は、全ての豆をブレンドした上で一緒に煎っているのだそうで。御陰で、一緒に煎ることでしか出せない味わいになっているのだとか。
つまり、ちょっとした変わり種。そういう意味では、珈琲に詳しい方にお勧めのブレンドですね。


ドヴォルザーク:交響曲第7番/第8番

皆さん、連休初日はいかがでしたか。東京は良いお天気で、絶好の行楽日和でしたね。そんな天気とは裏腹に、私の連休初日はひどくブルーなものでしたが、ようやく各種雑用も終えて部屋でくつろいでいます。

こういう時間のお供は、やっぱり珈琲と音楽。ジャンルはクラシックが良いですね。ジャズやロックも好きなのですけど、本当に疲れてしまうと、なぜかクラシック以外は苦痛になってしまって駄目なのです。
目を閉じて、体の力を抜いて、ほーっと息を吐きながら浸り切る事ができるのは、やっぱりクラシックなのですよね、私にとっては。
というわけで、本日は久々に音楽のを話を。

LINK

アルバム名:ドヴォルザーク:交響曲第7番/第8番
販売   :ナクソスジャパン
指揮   :マリン・オールソップ
演奏   :ボルティモア交響楽団

上の画像は、今聞いているアルバムのオリジナル版です。e-onkyo.comというサイトでこれの24/96版のファイルが配信されていまして、私が実際に聴いているのは、こちらのハイレゾ音源版ですね。

http://music.e-onkyo.com/goods/detail.asp?goods_id=nbd00103

RASTEMEのUDAC192HからTU-877改を通して再生中。さすがにハイレゾ音源というだけのことはあって、音の生々しさが全然違います。44.1kHzのCDとはダイナミックレンジも別次元ですので、クラシック好きの方には是非このハイレゾ音源を試して頂きたいですね。

もちろん、良いのは音だけではありません。NAXOSがわざわざハイレゾ音源としてリリースするだけの事はあり、メリハリがあってドラマチックかつ美しい演奏です。
まず感じるのは、歯切れの良さですね。例えば交響曲第七番の第四楽章の序盤、ストリングスが勇ましいフレーズを奏でる部分があるのですが、このストリングスのスタッカートの気持ち良い事と言ったら。久しぶりにバイオリンを引っ張り出したくなったほどです。

管楽器の表情も素晴らしく、同じく第七番の第二楽章の冒頭などは、思わず溜息をついてしまうほどの繊細で優しい表情を見せます。この情景はなんでしょう、喩えるなら柔らかな霧に包まれた街や森に、朝日が射し始めるかのような。そんな涼やかで柔らかで、潤いのある音の世界が広がります。

お勧めは、やっぱりこの交響曲第七番第二楽章と、第四楽章。そして、交響曲第八番は第一、第二楽章が共に良い感じですね。一押しは第二楽章ですが。
今は疲れているというのもありますが、この穏やかで美しいフレーズは本当に沁みます。喩えるなら、森林浴でもしているかのような気分。

もちろん穏やかなだけではなく、時折はっとするような緊張感のあるワンフレーズが現れたりもします。ただ、そのままシリアスに突っ走るのではなく、すぐに転じて柔らかい印象のフレーズで受けとめるのですよね。

このほんの僅かな緊張が、つづく柔らかさ、優しさを強く強く印象付けるのです。これが本当に心地良いのですよね。例えば、暖かいお風呂に浸かったとき、体からふっと力が抜けて、まるで疲れがお湯に溶けて行くかのように感じる、あときの感覚。疲れたときはこれに限ります。

ドヴォルザークと言えば有名なのは「新世界から」ですよね。おかげで、クラシック初心者からは、激しい曲を作る人と思われている場合が多いようです。しかし、実はそうではないのですよね。むしろ、有名なあのフレーズはドヴォルザークの作品の中でも、とりわけドラマチックな部分なのではないでしょうか。

彼の作品はどちらかといえば健やかで、どこか牧歌的。むしろ優しいフレーズこそが、彼らしさなのではないかと私は思っています。
そして、彼の曲の優しさの良いところは、決してネチネチとイヤラシくならないというところ。いつも素朴で、どこか清潔感があるのです。言うなれば、描かれているのが人間の感情や内面世界ではなく、むしろ自然の情景である、ということなのではないかと。

ネチネチ系のフレーズと言えば、すぐに思い浮かぶのはチャイコフスキー。私、基本的に嫌いなのですよね、チャイコ。白鳥の湖とか、イラっとくるのです。ああいった類いのネットリ系フレーズがお好きな方には、ドヴォルザークは逆に物足りないかも知れません。

ところで、ドヴォルザークはブラームスの弟子だったそうですね。そのせいか、彼の作品にはブラームスの影響が色濃く見られます。例えばこの交響曲第七番にはブラームスの交響曲第三番が、交響曲第八番にはブラームスの交響曲第四番が登場するとかしないとか。
思えば、曲の傾向も似通っている気がしますね。ブラームスもドヴォルザークも、森や山、雨や霧といった自然の情景がとても良く合います。

ただ、ブラームスとドヴォルザークなら、ドヴォルザークの方が親しみ易いですね。ブラームスはドヴォルザークをかなり気難しい哲学者にしたような感じ、とでもいいましょうか。感動的だし表現力も素晴らしいのですけど、親しみ易さならやっぱりドヴォルザークかな、と。師弟共に大好きな作曲家なのですが、あえてどちらか一方を推すなら、私はドヴォルザークを選びます。

もし「新世界から」しかご存知でないなら、是非交響曲第七番を聞いてみて下さい。きっと、ドヴォルザークのイメージが変わると思いますから。

黄金と呼ぶには渋過ぎる

おはようございます。今朝は良い天気ですね。いわゆるゴールデンウイーク前半戦、始まりました。まぁゴールデン・・・といっても、単なる三連休なのですけどね。

私はこの連休、休めるのは最終日だけです。会社はもちろん法定休日通りに休みなのですけど、代りに知人の葬儀やら何やらともう用事がてんこ盛りで。早起きしないといけないので、晩に羽目を外す事もできません。むしろ平日の方が気楽なくらいです。

時々思うのですよね。与えられないのと、与えた上で奪われるのって、どちらが残酷なのだろうと。まして奪っている連中がおためごかしだというのがね、腹に黒いモノが溜まります。というわけで、私のGW前半戦は金色というよりは黄土色なのです、はぁ。黄土色週間・・・はぁぁぁ。

まぁ落ち込んでいても仕方ありません。せめて、空き時間だけは休日らしく過ごしたいところですね。折角天気も良いのですし、夕方の数時間だけでも遊びに行きたいと思っています。
それでは皆さん、良い一日を。

iBooksでメモを書く。

子供の教科書と言えば書き込み。そう繋がるくらいに、教科書と落書き、もとい、書き込みは切っても切れない関係にあります。思えば、私達が本に書き込みをすることを覚えたのは、教科書が最初だったかも知れません。
たとえば技術書を古本屋で購入すると、決まってあちこちに書き込みがあるものです。これは、本を開いて勉強する人に共通した習性なのでしょうね。

ところが、BookWalkerではこのメモ書きができませんでした。それで、てっきり電子書籍では書き込みは出来ないものだとばかり思っていたのですが・・・実はできたのですね、iBooks限定ですが。
というわけで、本日はその方法をご紹介しましょう。

○マーカーで線を引く
以下の画像は、本の一部にマーカーで線を引いた状態です。使い方は簡単。文章中の一点を少し長押しすると拡大鏡が出ますので、その状態で指をドラッグして行くと、なぞったところにマーカーが引かれます。

2013-04-25
2013-04-25 posted by (C)circias

複数行に渡ってマーカーをかける場合は、範囲選択と同じ要領で横に指を動かしてください。選択範囲に相当する部分がマーカー付きになります。
なお、一度マーカーをつけたところを指でタップするとメニューが現れ、マーカーの色を変えたり、マーカーを消したり、メモを付けたりもできます。


○メモを書く
マーカー無しでメモを書く場合は、まずメモをつけたいところを長押しし、指をドラッグせずに離します。すると画像のように範囲選択状態になり、メニューが表示されます。

2013-04-25
2013-04-25 posted by (C)circias


メニューで「メモ」を選択すると、画面が以下のようなメモ帳モードになり、テキスト入力が可能になります。ちなみに、メモをつけたところは自動的にマーカー付きになるようですね。

2013-04-25
2013-04-25 posted by (C)circias


作成されたメモは、ページの左側に付箋のように表示されます。メモは複数個作成可能で、以下の画像では1ページに三つのメモを作成しています。

2013-04-26
2013-04-26 posted by (C)circias


もしかしたら他のビューアでも可能かも知れませんが、BookWalkerではできなかったもので、この便利さは驚きでした。
ラノベやコミックに書き込みをする人も居ないでしょうけれど、サンデル先生の本のような難しい内容の書籍の場合、やはり、思った事をその場で書いておきたいシーンはありますからね。恐らく、iBooksは教育現場での使用も考慮してこの機能を付けているのでしょう。

紙の本の場合、書き込みは本を汚すのでちょっとためらわれる場合もありますが、電子書籍ならそういう心配も無用。消せば跡形もなく消えますし。
それに、付箋でも使わなければ難しいほどの長文でも書き込めるという点は、紙の本以上に便利かも知れません。

あとは、メモやブックマークを一覧表示したりできるのも良いですね。実に勉強向きのビューアだなぁと感心させられます。

とはいえ、iBooksの品揃えの悪さにはちょっと閉口しますね。毎日ちょっとずつ、非常にびっみょーなといいますか、誰が読むんだそれというような本が追加されて行っているのですが、笑えるくらいにそれらには魅力がありません。

スタートダッシュはまぁ及第点だったと思うのですけど、その後のコンテンツ追加速度があまりに遅過ぎて、真面目にやる気があるのか疑わしくなります。

折角扱い易いビューアとストアがあるのですから、あとはコンテンツ次第なのですけど・・・最近のAppleって、ずっとこんな感じですよね。某パチンコガンダム駅事件(笑)もそうでしたけど、ハードとサービスの両輪というジョブスの思想が、早くも失われてきているような気がしてなりません。ちょっと心配ですね。

遅れて来たあんちくしょう

おはようございます。いやはや、今日もやらかしてしまいました、また寝落ちです。取り敢えず今週は毎日このパターンですね。
部屋が薄暗いのがいけないのか、はたまたこのあり得ない気温差に疲れてしまっているのか。いずれにしても、おかげで今週は何もできません。ギターも弾いてないし、お酒も飲めないし、テレビの録画なんてもう何週間分溜まったやら。
まあしかし、それでも遅刻しないで済んでいるのは不幸中の幸い。

ところで、今朝から突然、鼻水が止まらなくなってしまったのですが、これってもしかして、アレでしょうか。今年はどういうわけか症状らしい症状もなく平穏無事に過ごせていたのですが、いまさら?
まあ、症状が改善した理由も分かりませんので、むしろ症状が出ていなかったことの方が異常といえば異常なのかも知れませんけれど。このまま治ってくれたりしないかなぁ、なんて、考えが甘かったということですね。

へっくしょぃ。

では皆さん、良い一日を。

それは、最強の目覚まし。

今朝は随分冷えていましたね。それほど早寝をした訳でもないのに、普段より1時間以上早く・・・つまり4時頃目が覚めたせいもあって、部屋の寒さが身にしみました。なにしろ室温は10度以下。およそ、4月後半の気温とは思えません。
普段なら寝坊の危険も省みず、ここで二度寝モードに入るところでしょう。しかし、今朝の私はひと味違いました。

くわっと目を見開いて潔く飛び起きた私は、左耳に手を添え、その場でジャンプ。そう、幼かった頃、プールサイドでやったあれです。
なぜに起き抜けにそんな珍妙な行動に走ったかと言いますと・・・そのとき私を叩き起こしたのは、寒さでも目覚まし時計でもなく、耳に何かが飛び込んだという、えも言われぬ気持ち悪さだったからです。

それが何なのかは、分かりません。でも、何かが耳の入り口から、少し奥の方へと侵入してくる感覚があったのです。
それは間違いなく、まだ耳の中にある。感触でそう悟った私は、そうして衝撃を与える事で、耳に入った謎のそれを取り除こうと試みた訳です。
しかし、それは何故か出てきません。それどころか・・・。

うぞうぞうぞ・・・と、耳の中で何かが動く感覚、そして音。

背筋も凍るとはこのことです。この音、恐らくは小型の羽虫の類いでしょう。甲虫ならもっと激しい振動音になるはずですが、それは弱々しく動くだけ。恐らく、羽や足があまり強くないタイプの虫でしょう。さて、どうしましょうか。
イチかバチかで綿棒を突っ込んで叩き潰してしまうのも手ではありますが、万が一予想が外れて甲虫だったら目も当てられません。となれば、待ちの一手です。

虫が耳に入った場合、外からライトで照らすと良いと聞いた事があります。それで、とりあえずここは大人しく出て行ってもらおうと、ライトを当てて待機。
うぞうぞ、うぞうぞうぞ、ぞぞぞ、ぞ・・・沈黙。忘れた頃になって再び、うぞうぞ。位置はだんだん耳の入り口の方に近付いて来るのですが、いかんせん遅い。

苛々したり背中に走る冷たいものに身震いしたりしながら、待つ事30分以上。しかし、それはまだ出てきません。結局、私の方が先にギブアップしてしまいました。
ならば果報は寝て待つかと横になってみても、耳の中でゴソゴソやられていては、寝るに寝られず、起きても何も手につかず。

悶々としているうちに、気がつけばいつもの出勤時刻です。招かざる客は耳の中でうぞうぞ。動かれる度に背筋が凍りますが、まさかこんな理由で会社を休む訳にもいきませんよね。
結局、我慢して出勤している途中、電車の中で、気がついたら耳の異物感はなくなっていました。それ以降は音もしませんので、恐らく脱出に成功したのでしょう。

ほっとした途端に襲ってくる眠気。なにしろ4時から起きていますからね、無理もありません。寝ている人間を有無を言わせず叩き起こし、二度寝まで防止する最強の目覚まし。否、最凶の目覚まし。断じてお勧めはできませんが、効果は覿面でした。
起きた瞬間からあんなに完璧に目が覚めていることなんて、遅刻寸前でもなかなかない事だと思います。やはり人間、身の危険を感じると、咄嗟に全力で動けるものなのですね。

それにしても、あれは何だったのでしょう。というか、本当にちゃんと脱出してくれたのでしょうか。実は中で力尽きているだけだったりして・・・。いやいや、恐いので、考えるのはやめておきましょう。今のところ実害はないのですから、大丈夫、大丈夫。

塩加減の、罠。

今日の夕食のメニューは、マーボ豆腐とみそ汁と酢の物。ちょっと野菜が足りない気もしますが、まぁ会社帰りの私が1時間で作れる料理っていったら、だいたいこんなものです。
普段は母と二人で作るのでもう一品あっても余裕なのですが、一人ですと、さすがにちょっと。ご飯も炊きますので、三品を6人分は結構頑張っている方です。

というわけで、帰宅するなり大急ぎで料理を始めたのですが、今日はどうにもついていませんでした。
まず、胡椒の瓶が空、片栗粉が足りない、酒がない、出汁の粉末もない、豆板醤がない、鷹の爪もない・・・とまぁ、ないもの尽くし。
胡椒と酒と豆板醤はストックを床下などから引っ張り出して補充出来ましたが、出汁の粉末はどうにもなりません。鷹の爪も予備がなくて補充出来ず。これはピンチです。

結局、鷹の爪がない分の辛味は豆板醤を多めにいれて補い、出汁は昆布茶と椎茸茶で代用したのですが・・・これが、うまくいきませんでした。

何がいけなかったかと言いますと、昆布茶や椎茸茶には、ばっちり塩分が含まれているのです。これが思ってたよりずっと濃いもので、基本的に薄味の我が家の料理には、ちょっとキツ過ぎたのですね。かといって、本来加えるべき調味料を省略しては、別の料理になってしまいます。
また、豆板醤はかなり塩辛いので、規定の分量より多く入れると、辛くなる以前に塩辛くなってしまうのですね。

しかも悪い事に、各素材がない事に気付いたのが、各々を投入するタイミングになってからだったのです。いざ投入する段になってから瓶が空なのに気付いて慌てる訳で、色々と手遅れ。美味しく出来よう筈もありません。
御陰でかなり段取りが狂ってしまい、妙に煮詰まり過ぎたり。加熱し過ぎているので味も普段通りにはいかず、何かと勝手が違います。

なんとか味を薄められないものかと色々試したのですが、後の祭り。結局、みそ汁とマーボ豆腐は普段よりかなり塩辛めになってしまい、上手く出来たのは酢の物だけでした。
家族から苦情は出ませんでしたが、そもそも薄味好みな私には塩分が濃過ぎて、マーボ豆腐などふりかけ程度にしか食べられず。頑張った割に、なんとも悲しい残念な夕食になってしまいました。

まずい食事って、凹むのですよね。それが自分の作った物であれば、なおさらです。なにぶん、言い訳のしようもありませんし。
本日の教訓。料理を始める前に、ストックを確認すること。基本なのですけど、たまに忘れてしまうものです。とはいっても、今日のように塩以外のほぼ全ての調味料が切れたまま放置されている状況なんて、そうそうないだろうとは思いますが。


香ばしくて、滑らか。

今週末も、堀口珈琲で新しいブレンドを買ってきました。もちろん、#2は切らさないように買い増しです。#4は金曜に飲み切ってしまったので、今度は#5を。

2013-04-21
2013-04-21 posted by (C)circias

何度か淹れ方を試してみましたが、挽きは中びき、お湯は84度、蒸らしは50秒、抽出は二回くらいを目安にすると良いようです。煎りが深い分、ちょっと余計に蒸らしてあげた方が、豆の味をよく引き出せるようですね。

香りは、甘味の強い珈琲らしい香りに、アーモンドのようなナッツ系のまったり感を足したような感じ。味は、柔らかい苦みと香ばしさと甘味が一緒にきたあと、甘味だけが舌に残ります。口当たりはココアのように、ちょっとマットで質量感があるといいましょうか。独特のまったりとした舌触りはそのまま持続して、後味とともに舌に残ります。

チョコレートをイメージしているという事ですが、なるほど、まさにチョコを食べた後の舌の感じを連想させられますね。あるいは、珈琲にココアを混ぜたような感じでもあります。確か、そういった飲み物が合ったような気がしますが・・・あれは何と言いましたっけ。

熱いうちは苦みがちょっと強くなりますが、あくまで丸い苦み。冷えると甘味が強くなるのは、他のブレンドと同じです。ただ、酸味はほとんど感じないので、温度変化で劇的に味が変わったりはしません。香ばしさと甘さのバランスが少し変わるくらいでしょうか。
香りについては、冷えれば冷えるほどチョコっぽさが増してくるようです。

とてもソフトなのでゴクゴクと飲む事もできますが、どちらかといえば嗜むタイプの珈琲なのではないでしょうか。沢山口に含むより、少量を口に含んで、舌先から舌の奥へと転がすようにしてやると、独特の舌触りやチョコのような香りをより楽しむ事が出来るでしょう。

甘いものとの相性も悪くありませんが、口の中をさっぱりさせるタイプの珈琲ではありません。また、甘いお菓子はこの珈琲のチョコっぽさを少し削いでしまうので、むしろ珈琲だけで楽しんだ方が良いのではないかと思います。
珈琲なのに、それ自体がお菓子のような。甘くて柔らかいブレンドでした。


それは、懐かしの味。

今夜はお菓子のお話を。写真は、つい数日前に頂いた貰い物のクッキーの詰め合わせ。昭和の香り漂う古風なデザインの缶からも分かる通り、かなり歴史のある老舗の洋菓子屋さんのものです。

2013-04-21
2013-04-21 posted by (C)circias

皆さんは、クッキーという単語から、どんな食べ物を連想されるでしょうか。多くの場合、それはサクサクと柔らかくてとても甘くて、ふんわりと甘いバニラやチョコの香りのする食べ物ではないかと思います。
そう、昨今のクッキーというのは主にそういった食感で、結構分厚いものでもほとんど歯ごたえなんてありませんよね。

しかし、少なくとも私が幼かった頃、クッキーとはそのような食べ物ではなかったのです。それは固くて、なにやらキツめのバニラに似た香りがして。薄いのに結構歯ごたえがあり、噛むとバリボリと音がして。密度が高いので、一枚が結構お腹に溜まるお菓子だったのです。

いわゆるハイカラな食べ物を目指したのでしょうけれど、およそハイカラというにはやぼったい食感。乾パンほどではないのですが、ビスケットよりは固い焼き菓子。紅茶や珈琲と一緒に、なぜかバリボリとクッキーを食べる。そんな幼い頃の記憶を、今でもはっきりと思い出す事が出来ます。

そして、そのやぼったい固いクッキーこそ、まさにこのクッキー詰め合わせのクッキーだったのです。そもそも、忘れもしないこの浮き輪のマーク。懐かしいですね。なんという運命の再会(笑

缶を開けると、幼い頃に嗅いだあの香りが。クッキーの見た目もあの頃のままですし、噛み締めればバリボリと景気の良い音がするのも記憶のまま。幼い頃によく食べていた、あのクッキーです。時代が変われば菓子の味や食感なんて変わってしまうものですけれど、この独特の味と食感は、まだ受け継がれていたなんて。

このクッキーは、音大で講師をしていた祖父のお弟子さん達が、しばしばお土産に持ってきてくれたものでした。あの頃この部屋はピアノ室で、祖父のパイプ煙草の匂いがいつだって立ちこめていましたっけ。
あの頃の味なんだなぁ、と思うと、なんだか不思議とあのとき嗅いだ煙草のにおいまで甦ってくるかのようです。

もしかしたらこの味、あの頃も既に伝統の味だったのかも知れませんね。これを買って来て下さったのは年配の方ですし、きっとこの変わらない味のファンが、未だにいるのでしょう。なにぶん古風な食べ物ですので、我が家の若年組には不評ではありましたが・・・なんでしょう、そんなに美味しいとは思わないのですけど・・・なぜか好きなのですよね、私は。

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