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日々の便り

 

2014年の締めくくり

あと1時間で今年も終わりですね。皆さんにとって、2014年はどんな一年だったでしょうか。私にとってはひたすら多忙で、困難の多い一年であったというのが正直な感想です。特に一年の三分の二にあたる秋までの時間を、ほとんど衰弱した状態で過ごさなければならなかったのは痛手でした。体力が半減した結果、行動時間は極端に短くなり、睡眠時間は倍増。その分、一年が例年よりずっと短かったように感じています。

しかし、秋にその症状から回復してからは、以前に近い無茶が出来るようになってきました。時間の余裕も少し生まれ、ここ二ヶ月は軽めの登山という新しい趣味も増えて、それまでの空疎さが嘘のように充実した時間を過ごす事ができたと思っています。今年一番のトピックは、これで決まりでしょう。よもや私が縦走を経験する事になろうとは。

他にトピックはと言えば、そうですね、レコードプレーヤーの回路を修理したのはひとつの成果だったと思います。御陰でそれ以来、故障の心配無しで存分にレコードプレーヤを使えるようになりましたし。他には、やはり写真で始まって、写真で終わった一年だったというのもありますね。2014年の私の休日は、常にE-PL5と共にあったと言っても過言ではありません。素晴らしいカメラと粋なレンズに感謝です。

登山と写真は、私の世界を少し広げてくれたと思います。まず写真ですが、ただ風景を見るだけでなく、どうすると絵になるかを考えるようになったので、風景を見るのが以前より面白くなりました。登山については先日も書いた通り、準備に要する時間や調査も楽しむ事が出来、御陰で地図を見るだけでも楽しく感じるようになったというのは大きな変化だと思います。

そういえば寺田寅彦も、「地図をながめて」で、そんな事を言っていましたね。そうそう、寅彦の作品を全部読み切ったのも今年のトピックです。まだご紹介していない作品も多いですが、実は秋頃には既に読み終えていたのですよね。夏場は特に体力が無くて夜間に起きているのが困難だったため、記事を書くのをサボっている間に既読がかなり貯まってしまいました。これらは追々ご紹介するつもりです。

思い返してみると、半ば過ぎまで体調不良でヘロヘロしていた割には、色々と成果の多い一年でもありました。登山や写真、読書以外の方面でも、細かい発見や挑戦は挙げれば枚挙に暇無く、なかなかどうして刺激に富んだ一年だったようです。しかし来年は今年よりも健康に過ごしたいですね。健康があれば、挑戦も冒険もより多くこなす事ができるに違いないのですから。

未知に挑むのは楽しいものです。それは知らない本であったり、知らない技術であったり、知らない道であったりする訳ですが、挑む時のわくわく感は何物にも代えられません。昔のテレビ番組で「知る事は楽しみなり」というキャッチフレーズを掲げていたのがありましたが、まさにその通り。これ以上の楽しみなど、他にあるでしょうか。きっとこれからも、私のこの性格は変わる事はないでしょう。

というわけで皆様、本年もたいへんお世話になりました。2015年も今年と同じく、とりとめもなく色々と書き散らして行く事になると思いますが、よろしくお付き合い頂ければ幸いです。




冬の巨人

今日の東京は、かなりの寒さでした。私は冷暖房嫌いなので、室温が15度を切らない限り暖房なんて使用しないのですけれど、さすがに今日は暖房を多用しない訳にはいきませんでしたね。それにしても、以前から不思議に思っているのですけど、暖房を使うと顔がアブラっぽくなるのは何故なのでしょう。

どのみち気温は16度程度までしか上げないのに、それでも暖房を使った場合と、そうでない場合の16度では全く違うのですよね。暖房は顔が火照るし頭がぼんやりするので嫌い。冷房は関節が痛くなるし、肩と背中が強張るので嫌い。寒いのなら動けば良いのですよ、この時期ならばそう、例えばおせちを作るとか。実際、今日の午前中はきんとんを練るのに忙しかったので、暖房などなくともホカホカしていたものです。

冬は夏と比べると楽しい事が少ないのが難点ですが、体との相性という意味ではむしろ好ましいのですよね。何より、頭が冴えるので冬の空気は好きです。しかし文学作品はともかく、娯楽作品で冬の寒さが身にしみるような作品って、あまり見ないのではないでしょうか。冬のイベントネタは多くありますが、それらが描く冬はこれっぽっちも寒くないのです。と思ったら、最近そんな作品に出会いました。

○冬の巨人
冬の巨人 (富士見L文庫)
著者:古橋 秀之

世界の全ては雪と氷に閉ざされており、そこを巨人がゆっくりと歩き続けています。人類はその巨人の背に都市を築き、巨人の発する熱だけを頼りに食料を生産し、街を暖め、そして機械を動かして暮らしていました。人々は巨人がいつからそうして歩いているのか、どこへ行くのかを知りません。しかし、いつかその旅が終わるという事だけは、古い伝承として受け継がれているのでした。これは、そんな世界の物語。

人々が外界へ出る事を拒むのは、ただひたすらに続く雪原と、吹雪。別に魔物が居る訳でもなく、血湧き肉踊る超人のバトルが勃発する訳でもありません。ただ、ひたすらに寒い、そして冷たい。生きるために熱が必要な動物にとって、それ以上に恐ろしい世界など有り得るでしょうか。ですから人々は都市に閉じこもり、巨人の寄生虫として細々と生き続けていたのでした。

ところが、そんな人類にも変わり者がいました。それは主人公・・・ではなくて、その雇い主、ディエーニン教授です。教授は多くの人類とは異なり、巨人や外の世界、ひいてはその行く末について調べ、知ろうとする人だったのでした。これがまずこの作品の良いところですね。大抵の作品は主人公こそ最も先見性のある賢者にしてヒーローとして祭り上げたがるのですが、この作者は違います。

なるほど主人公の視野は広く、鋭い観察力をも有していますが、長い年月をかけて培われた教授達の知恵や知識には遠く及ばず、本人はそれを自覚しています。特に抜きん出ている点があるとするならば、それは絵を描く能力くらいでしょうか。この能力は物語の展開の鍵となるものですが、それが世界を救う訳でもなんでもない。この現実的パワーバランスは、ラノベではなくむしろ文芸的であると言えるでしょう。

むしろ主人公にとっての「力」になるのは、ヒロインのジェーニャとレーナです。ジェーニャは権力者の娘で、主人公に権力者とのパイプという力を与えます。勿論、多くの厄介事というお代と引き換えに、ですが。彼女はラノベではおよそ見掛けない、むしろ西洋小説のヒロインのような性格なので、控えめな女性像に慣れている日本人には少々きっついタイプに写るかも知れません。

そしてもう一人のヒロイン、レーニャは「世界」との接点を与えます。彼女は何度も主人公を救いますが、そもそも人ですらない彼女とは、最後の最後までほとんど全く意思の疎通が出来ません。これも何といいますか、むしろ文芸的な描き方ですよね。普通は、世界の化身の不思議少女が、主人公とあっさりコミュニケーションした挙げ句にべた惚れになったりするものですけれど。

そして何より魅力的だったのは、描かれる「寒さ」が絵空事ではない、ということ。ほんとに寒いのです、読んでいて身震いするくらいに。よくある安い小説の、イベント導入用の寒さとは訳が違うのですよ。そしてそんな寒さをさらに印象付けるのは、巨人の有り様。それはよくある力強い巨人ではなく、老いて腰を曲げ、息も絶え絶えに歩みを進める老人のような姿をしているのでした。

物語は、外の世界に調査に出た教授と主人公が、そんな巨人の姿を遠くから眺めるところから始まります。ここでの教授と主人公のやりとりがとても魅力的なのですよね。語られているのは当たり前の事なのですけれど、それでいて普段はあまり意識されない事柄。それを殊更にご教訓ぶったりせず、あくまで先生らしい先生と弟子らしい弟子の会話として微笑ましく提示する、その描き方には大いに惹かれました。

文体とその表現力、台詞とそれ以外のバランスは極めて整っており、もはやこれは文芸にカテゴライズしても良いくらいです。冲方丁さんの作品くらいのバランスと言えば、分かる人には分かるかも知れませんね。彼も作品が文芸だったりラノベだったりする方ですが、この方もそういった、境界線の曖昧な作風の方と言えるでしょう。そのため、文章好きな人ならば、きっと導入だけでもその世界に引き込まれる事と思います。

ただ惜しむらくは、たった一巻で完結させるためか、物語の展開が性急である事。本来ならばもっと丁寧にゆっくりと描くべきであろうエピソードが、怒濤の勢いで展開して行きます。特に、「悪役」の立ち位置や事情などは、あんな仕方で説明するべきではなかったのではないかなと。あんな取って付けたような告白をさせるくらいならば、いっそ何も言わずに去らせるべきだったのでは。

この本と同じくらいの長さで、3巻構成くらいにはできそうな濃い内容をたった一冊に詰めたために、あちこちだいぶ取って付けた感があるのがどうにも残念。御陰でラストも重みが足りず、若干拍子抜けな印象さえ受けてしまいます。とはいえそれが残念に思えるのは、一重にそれ以外の部分の素晴らしさがあってこそのことでしょう。

描かれている「世界」のなんともいえない独特の雰囲気と質感は、それだけでも充分に満足感を得られるものです。もし私に絵心があったなら、是非ともこれを映像化したいと思えるほどに。できることなら文芸作品として、もっと大幅に巻数を増やして丁寧に書き直して欲しい、そんな重厚な作品でした。表現力のある文章がお好きな方になら、きっと気に入って頂けるのではないでしょうか。

モズを撮る

会社は昨日が仕事納めだったので、今日は早起きしてどこかに出掛けようと思っていたのですが・・・駄目ですね、気が抜けるとすぐに朝寝坊になってしまいます。いえ、朝寝坊というよりは昼寝坊とでも言うべきでしょうか、目が覚めたのは正午を過ぎ、もうじき13時になろうかという頃。結局今日は、正月前の雑用をあれこれこなしただけで終わってしまいました。

というわけで今日の話題ではないのですが、先週から撮り貯めた小鳥の写真が色々とありますので、今日はそのお話でも書こうかと思います。

モズ(1)
モズ(1) posted by (C)circias

上の写真は先週、カワセミの写真を撮ったその日に撮影したモズの写真。恐らく雄の成鳥ではないかと思うのですが、どうでしょう。もともとあまり野鳥写真には興味がなかったので、鳥の種類は全然知りませんし、同定の方法もさっぱりなのですよね。300mmを購入してからは鳥も撮るようになったので、この機会に図鑑などを揃えてみても良いかも知れません。

モズ
モズ posted by (C)circias

上の写真は、同じくモズと思われます。サイズや羽の模様、足と嘴の特徴が一致していますが、上の写真とは目の周囲の色が違いますね。調べてみたところ、どうやらこれは雌のようで。モズは雄と雌で、目の下のラインの色が違うのだそうです。

モズ(3)
モズ(3) posted by (C)circias

さて、こちらもモズですが、これまでの写真とはちょっと雰囲気が違いますね。1枚目と二枚目はまるっこくてモコモコした印象の可愛い小鳥ですが、この写真ではすらりとして、いかにも狩りをしそうな雰囲気を漂わせています。一見違う個体のようですが、実はこれ、一枚目のと同じ個体なのです。二枚の写真で異なっているのは、撮影した状況です。

一枚目を撮ったとき、モズは枝の上にだいぶ長い事停まって、周囲を見回すような動きをしていました。そして上の写真の時には、枝から枝へと飛び移って歩いていたのです。要するに、彼等は枝の上でじっとしている時は、体の毛をぶわっと膨らませて、丸っこくなっているようなのですね。もしかするとこれは、寒さ対策なのではないでしょうか。

モズ
モズ posted by (C)circias

体を膨らませたモズを正面から撮ると、上の写真のような感じになります。なんだかヒヨコみたいで実に可愛いと思いませんか。モズは「はやにえ」の習性のせいでなんだか残酷なイメージで描かれることの多い鳥ですね。でも実際は、こんなに可愛い小鳥だったりします。

それにしても、最近急にモズを見るようになった気がするのは気のせいでしょうか。近頃は野川を植物園周辺まで遡れば、大抵一度はモズを見るのですよね。これまではあまり鳥に注意していなかったというのはありますが、それでも、こんなにコロコロふわふわと可愛らしい鳥を全く見た覚えがないというのも、ちょっと考えにくいのですよね。あるいは今年、このあたりを縄張りにした個体がいるのかも知れません。

冬場は木々が葉を落として障害物が無くなりますし、多くの渡り鳥も飛来するので、野鳥を撮るには絶好の季節。この冬の休日は、山歩きと野鳥で費やす事になりそうです。

小仏峠〜景信山

このところ連日冷えていますが、今晩もかなり寒いですね。気がつけば明日は仕事納め、もうすぐお正月ですから、寒いのも当然なのですけれど。それにしても驚きなのは、もう一週間が終わってしまうという事です。というより、もう一年が終わってしまうのですね。月日の経つののなんと速い事か。

とはいえ、なんだかんだで今年は色々と充実していた気がします。なにしろ、この12月に入ってからもなお、新たな挑戦を繰り返しているくらいですからね。というわけで先週の挑戦のお話ですが、今回で最終回。小仏峠から景信山までの区間についてです。

小仏峠の景信山方面の出口は、例によって少し分かりにくいところにあります。広場の一番奥に小さな地蔵があるのですが、その背後に聳える岩がちな高台の上に上って行かなければならないのですね。登山道の入口は地蔵の左手にある急坂です。次の写真は、その斜面を数歩上がったところで撮影したもの。ここからしばらくは、曲がりくねった急な坂道が続きます。

小仏峠を発つ
小仏峠を発つ posted by (C)circias

葛折りになった急坂の区間を抜けると、今度は打って変わって歩き易い平坦な道が続きます。山に向かっているので当然傾斜はありますが、それほど足に負担がかからない程度のものでした。次の写真は、森の中を抜ける道の様子です。驚いた事に、この道には車両のタイヤ痕がくっきりと残っていました。いったいいつ、どんな車両が通ったのかは謎ですが、しかし、それほど昔のものではないでしょうね。

歩き易い道が続く
歩き易い道が続く posted by (C)circias

山道に残るタイヤ跡は数種類あり、景信山の尾根に出るまでいずれかのタイヤ痕が認められます。本当に、いつ、誰がつけたものなのでしょうね。また、この道は思いのほか人通りがあり、尾根に出るまでに数人の登山者とすれ違いました。上の写真でも、対向してくる登山者の姿が、道の向こうに小さく写っています。

森の中は写真のように明るく、とても雰囲気の良い道でした。面白かったのは、右手の斜面からもれなく霜柱が出ていて、それが剥がれ落ちたものが斜面の根元付近に積もっていたこと。こうした光景はそこかしこで見られます。こちらは動いているので暑いくらいなのですが、直射日光の当る場所でも氷が溶けていないのを見るに、このあたりは相当寒いようですね。

山頂への尾根道
山頂への尾根道 posted by (C)circias

道はやがて、景信山の尾根に出ます。上の写真は、山頂手前で撮影した尾根道の様子です。尾根道は見ての通り両側が急斜面になっていて、しかも急勾配なので少し危なっかしい感じがします。しかし、最後の急坂は要所にコンクリート舗装が施されており、歩いてみると見た目ほど危ないという感じはしませんでした。

山頂手前の急勾配を息を切らせつつ上り切ると、目の前に広がるのは一面のベンチとテーブルです。次の写真は、山頂に出てすぐ左手方向を見て撮影したもの。どうやら高尾山側から入る側の山頂の平地は全て茶店の敷地になっているようで、通り抜けるには客席の間を抜けなければなりません。茶屋が閉店しているこのシーズンは良いですが、観光客の多い季節はちょっと邪魔くさそうですね。

景信山山頂の茶屋
景信山山頂の茶屋 posted by (C)circias

景信山からは、八王子の市街を見渡すことができます。高尾山より標高が高い事もあってか、視界を遮るものも少なく、山頂からの眺めはとても爽快なものでした。次の写真は、山頂から見下ろした八王子の街です。この日はもやも少なく、遠くまでハッキリと見通す事が出来ました。

景信山より八王子を望む
景信山より八王子を望む posted by (C)circias

山頂のスペースは二つに分かれており、高尾山側から入ってすぐの平地ともう一つ、さらに一段高くなっているスペースがあります。陣場山方面に進む場合は、そちらの高台へ移動しなければなりません。次の写真は、陣場山側のスペースに建てられた道標。写真左手方向にある広場奥の道を行けば、明王峠と陣場山に至ります。

山頂の道標
山頂の道標 posted by (C)circias

時間に余裕があればもう少し進みたかったのですが、生憎この時点で目標だった13時30分を過ぎてしまっていたため、今回の縦走はここまでで終了と相成りました。ちなみに、小仏峠から景信山山頂までの所要時間は約20分。高尾山山頂から景信山山頂まで、休憩時間込みで約1時間40分の道のりでした。これならば、昼食を省略したり適宜巻き道を使ったりすれば、1時間強でここまで来ることもできそうですね。

実際復路は、約1時間10分で高尾山山頂手前まで戻る事が出来ました。このペースで移動すれば、陣場山までとは言わずとも、明王峠までは往復出来そうですね。次に来る時は、目標を明王峠に設定して歩いてみようと思います。

ところで、今回初めて縦走を試みてみた訳ですが、色々と学ぶ事がありました。まず、道が分からない状態で挑む往路より、復路の方が精神的にも肉体的にも負担が軽い事。行きではだいぶ時間がかかったような気がしていた道のりが、帰りにはほんとうにあっさりと終わってしまうのです。知っているのと知らないのとでは、こんなにも感覚が違うものかと。

それから、景信山山頂でつくづく思ったのですが、縦走をするならチョコレートかキャラメルくらいは持参するべきでした。一応非常食は常時携帯しているのですが、お菓子は携帯していなかったのですよね。でも、休憩時に一口甘いものを摂る事ができたら、恐らくその先の道のりはもっと楽に進めた筈です。お腹を膨らすと歩き辛くなるので、体積のない、それでいてカロリーの高い食品が良いでしょう。

さて、今回は合計5時間ほど歩き回っていた計算になりますが、体への負担は思ったほど大きくはありませんでした。筋肉痛くらいは覚悟していたのですが、このところのハイキング続きで鍛えられたのか、特に痛いところもなく、翌日も割と普通に動き回る事が出来たのは意外でしたね。とはいえ、それなりに運動にはなったようで、翌日は昼まで寝過ごしてしまいましたが。

山を歩くようになってからこちら、天気予報や地図への感心の強さが、以前とは比べ物にならないくらい強くなったのを感じます。閑な時になんとなく地図を見て、あれこれプランを考えてしまったりするのですよね。こういうのも、ハイキングの副産物的な楽しみと言えるでしょう。高尾山周辺はまだまだ歩いていないところが沢山ありますし、御岳山周辺も然り。東京周辺だけでも、当分飽きる事はなさそうです。



小仏城山〜小仏峠

いやはや、セーターの毛玉取りに夢中になっていたら、不覚にもこんな時間になってしまいました。それにしても、毛玉取り機というのは凄いですね。使ってみるまでは半信半疑だったのですが、笑えるくらいに毛玉がとれるとれる。化繊も毛もOKで、あまりにスイスイと毛玉がとれるものですから、つい我を忘れて熱中してしまいました。

さて、それはともかく。昨日に引き続き、今晩も先日の縦走のお話の続きを書きたいと思います。今回は、小仏城山山頂を出て、小仏峠に至るまでの行程をば。

景信山方面
景信山方面 posted by (C)circias

上の写真は、城山山頂の小仏峠・景信山方面出口に立てられた案内板です。小仏峠方面に向かうには、この山頂に入ったのとは丁度反対側にあたる位置にある出口を使います。この出口は茶店の影に隠れるような位置にあり、他に日陰沢林道方面と相模湖方面の出口があるので、初めての方は少し戸惑うかも知れません。斯く言う私も少し迷いましたし。

山頂を出るとすぐに急な下り坂になりますが、道が悪いのはほんの少しの間だけ。すぐに歩き易い階段になり、そして城山を下り切ったところで、比較的なだらかな道になります。次の写真は、城山を下りてしばし進んだ地点の様子。小仏峠が近付くまで、しばらくはこの調子です。日当りが良く明るい道ですが、気温はかなり低かったようで、右手の斜面は霜柱だらけでした。

城山の先
城山の先 posted by (C)circias

道はやがて、幾つものベンチを備えた広場に行き当たります。営業してはいませんが、どうやら茶屋のようですね。少し調べてみたところ、これは茶屋の跡で、現在は使用されていないとの事でした。この広場の縁からは、相模湖方面を見渡す事が出来ます。次の写真は、その広場から見た相模湖の様子。案外近いようですね。この程度の距離なら、いずれ歩いてみても良いかも知れません。

相模湖を望む
相模湖を望む posted by (C)circias

小仏峠はこの広場のすぐ隣なのですが、ここからは急斜面に設けられた階段を下りて行く事になります。広場には右手奥の隠れた位置に大きな出口、左手には細い分岐があって、まず目に入るのは左手なのですが、どうやら正解は広場奥右手の目立たない方の出口のようです。ここも何の案内もないので、少しばかり迷いました。広場奥右手の出口から階段を下りて行くと、すぐに眼下に建物が見えて来ます。

小仏峠を見下ろして
小仏峠を見下ろして posted by (C)circias

上の写真は、その建物周辺を見下ろして撮影したもの。どうやら眼下に見えるこの広場こそが、小仏峠であるようです。茶屋と思しき建物の前には、明治天皇がここにおいでになった事を記念する石碑が建てられていました。次の写真は、その石碑。上の写真では、画面中央上側に見えている灰色の構造物がこれです。

石碑
石碑 posted by (C)circias

小仏峠は鬱蒼とした森の中の広場でした。比較的大きな、ついでに言うとひどくボロボロの茶屋がありますが、この時期は当然営業などしてはいません。調べてみたところ、この二軒の建物は現在はただの廃墟のようですね。とはいえ荒れ完全に廃れている訳ではなく、多少のメンテナンスはされているように見えました。広場にはこの石碑の他に、なぜか狸の置物と峠の頂上を示す標識が建てられています。

小仏峠頂上
小仏峠頂上 posted by (C)circias

標識はかなり痛んでいますが、しかし、周囲の状態からして、恐らく人の手は入っているようです。もしかすると、付近に住んでいる方か誰かが時折手入れをしてくれているのかも知れません。広場には明るい木漏れ日が射していますが、どういうわけか薄ら寒い雰囲気が漂っています。かつての関所も今は人通り少なく、往路で数名がバス停方面へ行くのを見た程度でした。

広場には半ば廃墟化した建物の他に、幾つものベンチや用途不明の容器、ドラム缶等々が放置されており、さらに景信山方面の出口付近には封鎖された脇道と、その奥にはまた謎のオブジェクトが放置されています。休憩に適した場所の筈なのですけれど、廃墟のせいでしょうか、何故かあまり長居したくない雰囲気でしたね。

小仏城山から小仏峠までの所要時間は、やはり15分程度でした。時折分岐で迷いながら来たので、それがなければもっと早く着いたのではないでしょうか。城山から先は、思ったほど長い道のりではないようです。とはいえ、この時点で13時15分を回っており、折り返しまでのタイムリミットはあと僅か。急いで次の目的地、景信山へと向かいます。



一丁平〜小仏城山

一丁平を出て少しの間は、相変わらずのぬかるんだ道が続きますが、すぐにとてもよく整備された道に入ります。地面には細かい砂利が敷き詰められ、道は極めて平坦に整地されていて、山登りをしているというよりは、まるで植物園の中を歩いているかのようでした。山好きには少し物足りないかも知れませんが、そろそろ疲れが出始める初心者にとっては、とても有難い区間でしょう。

そんな整備された道をしばし進むと、やがて城山の麓の分岐点に到着します。次の写真は、その分岐点に立てられた案内板。進行方向右手側に立てられています。画面奥に見えている「小仏城山を経て〜」の道は、城山の巻き道。山頂に用がなければ、こちらを進んだ方が時間の短縮になるでしょう。しかし今回は、城山山頂を目指します。

城山手前の分岐点
城山手前の分岐点 posted by (C)circias

城山山頂への道は、かなり奇麗な木製の階段です。どうしてこの周辺だけこんなにも整備されているのかは分かりませんが、全くもって「公園」という感じがする風景ですね。山林も次の写真のように切り拓かれていて、かなり人の手が入っている感じでした。

城山に登る
城山に登る posted by (C)circias

木々は山頂に近付くに連れてまばらになり、最終的には本当にどこかの公園に来たかのような景色になります。次の写真は、もうじき山頂という地点で撮影したものですが、城山の麓から山頂まではずっとこんな感じ。特にこの辺りまで来ると、ほとんど「緑地公園」という趣きですね。

奇麗に整備された道
奇麗に整備された道 posted by (C)circias

そして次の写真が、山頂に到着した時のもの。正面に見えるのはNTTの中継所だそうです。恐らくこれの関連施設と思しき白い建物が、分岐点の側にありましたね。もしかすると、ここがとてもよく整備されているのは、NTTの御陰もあるのかも知れません。

山頂到着
山頂到着 posted by (C)circias

山頂は例によって展望台になっており、お約束のごとく茶店もありました。次の写真は、その茶店の様子です。この日は営業はしていませんでしたが、お店のオーナーと思しき人物がなにやら店内で大工仕事をしていました。また、私が山頂に滞在している間に数人の消防士が訪ねて来ていましたから、もしかすると正月に向けての開店準備中だったのかも知れません。

茶店
茶店 posted by (C)circias

城山山頂はとても日当りが良く、また眺めも良好。2013年に建てられたという真新しいトイレもあり、休憩するにはぴったりの場所です。というわけで、ここで昼食をとる事にしました。山頂には幾つものベンチがあり、また芝生広場もあって、休憩場所には事欠きません。芝生広場は富士山方面を見渡す事の出来る展望台になっています。次の写真は、山頂から見た富士山方向の展望です。

富士山方面の展望
富士山方面の展望 posted by (C)circias

城山からは、富士山とは逆側の東京方面も見渡す事ができます。次の写真は、東京方面の展望。こちら側には木製の巨大な天狗の面の彫り物が建てられていて、なにやら異様な雰囲気を醸し出していました。個人的には、天狗の面は邪魔だと思うのですけれど、あれには何か曰くでもあるのでしょうかね。

東京方面の展望
東京方面の展望 posted by (C)circias

さて、一丁平の展望台から小仏城山山頂までの所要時間ですが、写真のタイムスタンプによると、たったの15分でした。感覚的にはもっと歩いたような気分になっているのですけれど、案外短かったのですね。極めて歩き易い道だった事もあり、少しペースが上がったのかも知れません。ちなみに、高尾山から城山までの所要時間は約50分。この程度ならば、毎回足を伸ばしても良さそうな時間です。

私はここで、買って来たおにぎり二つと水少々で昼食にしました。それほどのんびりと休んだつもりはなかったのですが、写真撮影や道の確認等々と諸々込みで、20分ほど山頂に滞在していたようです。御陰ですっかり元気になりましたが、同時にすっかり体を冷やしてしまったのは迂闊でした。なにぶん風が強く、地面が凍結したままになるほど気温も低いので、休んでいる時は着るものを増やしておいた方が良かったかも知れません。

休憩を終えたら次の目的地である小仏峠、そして恐らくは最終目的地になるであろう景信山に向けて出発します。

もみじ台〜一丁平

いやはや、昨日はやはりちょっと張り切り過ぎたようで、今日はまたかなり寝坊してしまいました。体のどこかが酷く痛いという事はないのですが、全身がまんべんなく重くなっているのを見るに、良い運動にはなったようですね。というわけで昨日の縦走のお話の続きを。

高尾山山頂を下りてまず目に入るのが、幾つもの道が合流しているポイントです。次の写真がその地点ですが、ここでは山頂からの石段、5号路、もみじ台への道、そしてその巻き道が二本、合計6本の道が合流しており、ひどく分かり辛いことになっています。

奥高尾方面分岐点
奥高尾方面分岐点 posted by (C)circias

上の写真は合流点を階段から見下ろしたものですが、この写真で行くと、まず左手方向と右手下方向の二本が5号路。画面右に行くのがもみじ台の巻き道一本目、画面奥右斜め上に伸びているのがもみじ台への道、そしてまっすぐ奥方向に伸びているのがもみじ台の巻き道二本目です。奥高尾方面に進む場合、このもみじ台は巻き道で迂回する方が良いでしょう。しかし、今回はあえてもみじ台にも上がって行きます。

立て札
立て札 posted by (C)circias

上の写真は、もみじ台の入口に立っている木製の標識。立て札の左手が巻き道その二、右手がもみじ台。もみじ台はその名の通り椛が沢山ある小高い台地で、入口付近には茶店が一軒建っています。次の写真がその茶店。お腹が膨れると悪路がきつくなるので、往路では素通りしましたが、復路で立ち寄ってみました。

もみじ台の茶店
もみじ台の茶店 posted by (C)circias

注文したのは「かけそば」。深大寺だと刻み海苔か刻みネギくらいしかつきませんので、そのつもりでいたのですが、ここのかけそばはちょっと豪家です。香りの良い三つ葉やシソ、刻みネギに海苔、そして小皿に揚げ玉、さらに玄米茶までついていて、お値段なんと¥750。しかも盛りつけがとても上手で、とても美味しそうに見えるのですね。

勿論味も、それなりに美味。絶賛するほどではないですが、これは美味しい部類に入ると思います。少なくとも、山頂の茶屋のあの悲惨な薄味モソモソ蕎麦とは大違いでした。高尾山山頂付近で食事をするのなら、もみじ台まで少し足を伸ばす事をお勧めしたいです。このお店は客席が露天なので、天気の悪い日はちょっと厳しいですけれどね。天気の良い日なら、富士山を見ながら美味しいお蕎麦を楽しめます。

道は凍っている
道は凍っている posted by (C)circias

さて、行程は始まったばかりですが、ここでいきなり問題が発生。大幅なペースダウンを余儀なくされてしまいました。その原因が、上の写真。地面が凍っているのです。いえ、凍っているだけなら良いのですよ、コンクリートと変わりないので。問題は、日当りの良いところではこれが溶けて、氷混じりのぬかるみになっているということ。これが、靴底に貼り付いてとにかく滑るのです。

もみじ台から一丁平までは丸太で作った階段がかなり多いのですが、あの手の構造物は水はけを悪くするので、ぬかるみ量産装置になってしまうのですね。もみじ台から先の階段は全部ぬかるみと考えても良いくらいで、階段なんぞを作ったばかりに、かえって歩き辛い区間が延々と続きました。そうしてぬかるみと格闘しているうち、次の写真のポイントに到着。そう、一丁平です。

一丁平トイレ
一丁平トイレ posted by (C)circias

一丁平はこの通り、切り拓かれた広場になっていて、木製のテーブルとベンチが沢山設置されています。なんでもここは桜の名所なのだそうで、シーズンには大勢の観光客でごった返すのだとか。また、ここのトイレは新しくて奇麗でした。上の写真の奥に見えるのが、一丁平のトイレです。

一丁平には、この平地より一段高くなっている小山があり、そこは展望台として整備されています。展望台には休憩所の東屋と木製のテラス、木製のベンチなどが設置されていて、観光客のグループが昼食をとっていました。次の写真は、展望台の先端部。このあたりは日当りが良いので、トイレ付近よりは温かくて居心地が良いと思います。

展望台
展望台 posted by (C)circias

ちなみに、一丁平のこの台地にも巻き道が存在しますが、そちらは年中日陰なので道はお昼を過ぎても凍ったままです。つまり日当りの良い展望台よりも歩き易いので、展望台で休憩するつもりがないなら、巻き道で先を急いだ方が良いでしょう。

ところで、高尾山山頂からここまでの所要時間ですが、私の場合は約35分弱でした。普通の人よりもかなり速いペースで歩いていてこの時間ですので、のんびり歩くつもりなら50分くらいと考えた方がよさそうですね。体力の方はまだまだ余裕がある感じで、特に足も痛くありません。というわけで、時間的には昼食にしても良い時間だったのですが、もう少し頑張って歩いてみる事にしました。次の目標地点は、小仏城山山頂です。


縦走に挑む

このままだと今年もまた、有給休暇の大半が使用されないまま消滅してしまう、ということに気がついたのは先週のこと。ふとカレンダーを見れば、そこには飛び石の休日が。ならばここは休むしかあるまいというわけで、今日は有給休暇です。まぁ残りの大部分はどうせ消滅するのですけれど、無駄にする日数は少ないほど良いですし。それに、丁度やってみたい事もありましたしね。

やってみたい事、というのは何かと言いますと、それは縦走。縦走とは尾根伝いに複数の山に登頂して行く事を指すので、ある意味稲荷山コースは縦走路と言えなくもないのですけれど、さすがにあの程度では歯ごたえがなさ過ぎます。そこで目を付けたのが奥高尾方面の縦走路。高尾山山頂から始めて城山を経由し、小仏峠を経て景信山へ。道はまだまだ続きますが、復路の時間も考えると、恐らくはそのあたりが限界でしょう。

通勤ラッシュを避けたため、高尾山山頂に到着したのは午前11時30分でした。天気は快晴、今日はいつになく富士山がくっきりと見えます。次の写真は、山頂展望台から見た富士山の様子。まずはM.ZUIKO DIGITAL 25mm F2.8で。

M.Z.D. 25mm F1.8で撮影
M.Z.D. 25mm F1.8で撮影 posted by (C)circias

小さな画面に押し込めてしまうと迫力がありませんが、実際にはこれが眼前一杯に広がる訳で、この富士山の存在感は圧倒的なものがあります。雰囲気としては、次の写真のような感覚でしょう。こちらは、M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7IIの75mmで撮影したものです。それにしてもつくづく思うのですが、やはり富士山は雪を被っていた方が素敵ですね。

M.Z.D. ED 75-300mm (75mm)
M.Z.D. ED 75-300mm (75mm) posted by (C)circias

実を言うとここに来るまでで結構バテていたのですが、しかしここまではオマケのようなもの。ようやくスタート地点に到着した訳です。念のために山頂下のトイレに行ってから頂上に戻り、改めて奥高尾方面へと出発しました。次の写真は、山頂の広場を奥高尾方面へ下りた場所の様子。なぜか軽自動車が停まっていますが、恐らくビジターセンターの工事関係者のものではないかと。

奥高尾方面へ
奥高尾方面へ posted by (C)circias

上の写真の画面奥方向に進むと、そこからは石の階段になっていました。次の写真は、階段の様子。この階段を下り切ると、5号路と奥高尾方面への道の合流点に着きます。実はこの階段、以前から存在を知っては居たのですが、わざわざ山に来てまで石階段を歩く気がしなくて、ずっとスルーしていたのですよね。というわけで、ここを下りるのは今回が初めてです。

奥高尾方面の階段
奥高尾方面の階段 posted by (C)circias

ところで、お気づきの方もいらっしゃることと思いますが、実は、奥高尾に進むのに高尾山山頂を経由する必要はありません。そう、稲荷山コースから5号路に入った時点で、5号路沿いに山頂を迂回した方が楽なのです。5号路は「巻き道」と呼ばれる迂回路で、あえて足に負担を掛けたくない場合は、こちらを通る方が合理的。ついでに言うと、トイレに行った後は山頂に戻らずに、5号路を進めば良かったのです。

でも、そこはそれ、雰囲気の問題がありますからね。「高尾山から縦走した」という気分を楽しむためにも、あえて山頂から始めることにしました。ですから当然他の山についても、往路では巻き道は使用しないつもり。道中全ての山頂に登って、景色を楽しもうと思います。まずはもみじ台を経由し、一丁平へ。初めての縦走の始まりです。


カワセミ日和

今日は本当なら山に出掛ける筈だったのですけれど、どういうわけか派手に寝坊をしてしまいまして。起きた時点で13時過ぎ、それから雑用をあれこれ片付け、ようやく出掛けられるようになったのは15時を回ってからの事でした。もう、完全に「詰み」ですね。山に行くなど論外ですし、写真を撮るにも時間が遅過ぎます。たとえ夏でも15時を回ったら、あまり良い絵は期待出来ないのですから。

とはいえ家に籠っているのも鬱ですので、とりあえずは川へ。期待は出来ませんが、駄目元でカメラも持って行きます。実はこの冬のボーナスでM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIを買ったのですが、まだ全然まともに使っていなかったので、機会があれば鳥でも撮ろうかと思いまして。ところが予想に反し、今日はシャッターチャンスにだけはやたらと恵まれたのでした。

普段、河原を走れば一度くらいはカワセミを見掛けます。ところが今日は、なんと5回もカワセミを目撃。但し見掛けたのはかなり暗い場所でのみという、有難いのやらそうでもないのやら、判断に苦しむ結果になりました。なにしろこのレンズは暗いので、ISOを1600まで上げてもまだ厳しいくらい。とはいえ、折角のカワセミを撮らずに見送るのもなんですので、とりあえず撮影を試みました。

カワセミ(1)
カワセミ(1) posted by (C)circias

上の写真は、三度目に目撃したカワセミです。一度目に目撃したカワセミは、通りすがりのおじさんに話しかけられている間に飛び去ってしまったため、ほとんどまともに撮影出来なかったのですよね。そして二羽目もやはり、なぜか話しかけて来た若い女性が無造作に歩み寄ったため、驚いて飛び去ってしまいました。ようやく落ち着いて撮影出来たのが、この三羽目の個体という訳です。

次の写真は、この三羽目が飛び立つ直前のもの。今まさに羽を広げようとしているところです。シャッター速度をもっと稼げる明るいところであれば、離陸の瞬間を写す事もできるのですが、さすがにこの暗さでは無理ですね。

離陸体勢
離陸体勢 posted by (C)circias

四羽目を目撃したのは、三羽目を撮影した場所からだいぶ上流へ遡ったあたりでした。次の写真は、四羽目のカワセミ。このときは別のカメラマンもカワセミに気付いたようで、後からやって来て熱心に撮影していました。彼等の望遠鏡のようなレンズと比べると、このレンズはまるでおもちゃのようですが、それでもちゃんと写るのだから大したものです。

カワセミ(2)
カワセミ(2) posted by (C)circias

五羽目のカワセミを目撃したのは、この帰り道でのことでした。しかしあまりに暗くなってしまっていたため、さすがに撮影は断念。とはいえ、たった1時間足らずの間に5回もカワセミを見られるだなんて、珍しい事もあったものです。光の具合は最悪でしたけれど、でもやっぱり、今日はちょっとついていたようですね。

高尾山・3号路

師走は忙しいものと相場が決まっていますが、それにしても色々とあって参りますね。今年は忙しさにかまけて、うっかり世田谷のボロ市も見逃してしまいましたし、しかもなんでしょう、このところの異常低温は。こんなこともあろうかと不織布を買っておいたから良かったようなものの、そうでなければ危うく鉢植えを霜にやられてしまうところでした。そんなこんなで今週後半は毎晩大忙し。そして気がつけば、もう週末です。

そしてふと気がつくと、日記の方もだいぶ間が開いてしまっていますね。確か、高尾山の話の途中だったような。天気が良ければ今日は裏高尾方面に挑戦する筈だったのですが、幸か不幸か今日は雨。新しい話題が増える事もありませんでしたので、ここは落ち着いて、まずは先週の話を片付けることに致しましょう。というわけで今日は、3号路のお話を。

高尾山の3号路は、1号路や6号路とは異なり、山の中腹から始まって頂上の手前で終わる、ちょっと中途半端なコースです。とはいっても、始点はロープウェイやケーブルカーの駅の近くなので、それらを使う観光客にとっては、逆に丁度良いコースと言えるかも知れません。本格的な登山気分を味わいたいが、しかし麓から山頂まで登る自信は無いというような方にはお勧めでしょう。

また逆に、1号路で登ってみたものの、体力に余裕があるので帰りは冒険したい、という方にもお勧めです。実際、3号路は入口の分かり辛さも手伝ってか、下山コースとして利用する観光客の方が多いようでした。今回は私も、ケーブルカー駅付近まで下りるための道として、3号路を使います。

入口付近は平坦
入口付近は平坦 posted by (C)circias

3号路の山頂側は、5号路からの分岐で始まります。上の写真は、その分岐点から少し入った地点の風景。分岐点からしばらくの間は、こんな感じの平坦な砂利道でした。道の様子が変わるのは、次の写真の分岐点から。この看板を過ぎると道は急に狭くなり、曲がりくねったりつづら折りになっていたりと、運動に適した靴でないと歩けないような道になります。

1号路方面分岐点
1号路方面分岐点 posted by (C)circias

分岐点を過ぎてからしばらくの間は、階段の多い急な下りの道が続きます。次の写真は、そんな階段のうちのひとつを、振り返って撮影したもの。ここはしっかりとした石段になっていますが、中にはもっと歩き辛い、半ば崩れたような階段もありました。

石段
石段 posted by (C)circias

階段の多さもさることながら、橋の多さもまた3号路の特徴であると言えます。次の写真は、山頂側から下りて来て最初に渡る橋の様子。ここは沢ではないのですが、雨が降ると水が流れるのでしょう、橋の上流側には何かの観測施設と思しき小さなコンクリートの小屋が建てられていました。同様の小さな橋は、道中5カ所ほどあったと思います。

3号路は橋が多い
3号路は橋が多い posted by (C)circias

最初の橋を過ぎると、そこからは明るい木漏れ日の道が続きます。所々にまだ椛が残っていて、木々の間に見える赤やオレンジがなかなか奇麗でした。次の写真は、そんな椛を写した一枚です。比較的日当りの良い温かい道だと思うのですが、赤ではなくオレンジになっている辺り、日照時間は短いのかも知れませんね。

椛
posted by (C)circias

3号路は他の道とは違い、歩く人の数が少ないのもその特徴であると言えるでしょう。道中対向して来た観光客はたったの二人でした。人気のない山道はしんと静まり返っており、木漏れ日に加えて野鳥のさえずりも実に心地良く、あまりに居心地が良いのでついのんびりし過ぎてしまったほどです。そのため終盤は後ろからの観光客に追いつかれそうになってしまいましたが、それ以外に人の気配を感じる事はありませんでした。

木漏れ日の中を進む
木漏れ日の中を進む posted by (C)circias

3号路の人気が少ないのは恐らく、その始点も終点も分かり辛い位置にあるからでしょう。始点は5号路の途中ですし、終点は神社の鳥居脇の見え辛い場所。1号路から見ると鳥居の影になってしまって、意識して探さなければ目につかない場所なのです。御陰でのんびりと山道を堪能出来るわけですから、私のようなタイプの人間には実に有難い事なのですけれどね。

上の写真の通り、3号路は常緑樹が多く、冬でも木漏れ日を楽しむ事が出来ます。午後の早い時間であれば日当りも極めて良好で、温かいのも有難いところ。山頂から中腹のケーブルカー駅を目座すのであれば、是非歩いてみる事をお勧めしたい、とても素敵な道でした。

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