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接写リング再び

昨日に引き続き、今日も接写リング+M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6Rで蝶の写真を撮りに行ってきました。昨日はマクロレンズも併用していましたが、今日はこれ一本でいく覚悟で。但し、昨日の教訓を生かして、接写リングは一本減らして、16mmのみを装着しています。(昨日は16mm+10mm)

絞りは基本F8〜F10で。明るいところで撮影する場合にはもっと絞っても大丈夫そうですが、今日は曇っていてかなり光量が少なかったので、絞ってもF10くらいが限界でした。というわけで、まずは一枚目。これは、スジグロシロチョウです。

スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウ posted by (C)circias

止まっているのは水辺のクレソンの花。撮影時はきっちりピントを合わせたつもりだったのですけれど、拡大してみるとちょっとAFがヘンですね。特にこういう白い被写体や黒い被写体はコントラストAFの苦手とする分野であるようで、ピピっと鳴った筈が微妙にボケている、ということが結構あります。接写リングを使うと、その傾向がより強くなる気がしますね。

スジグロシロチョウ
スジグロシロチョウ posted by (C)circias

スジグロシロチョウをもう一枚。それほど珍しくない蝶なのですが、あまり止まっているところを見ないので、写真を撮る機会はとても少ない蝶です。ちなみにこの個体は春型。夏型は黒い斑点がクッキリ現れて、モンシロチョウとの区別が難しくなるということでした。

コミスジ
コミスジ posted by (C)circias

上の写真は、コミスジ。今年もいつもの場所、即ち去年はダイミョウセセリが居た場所に帰ってきました。なんと、今はこの場所に三匹のコミスジが常駐しています。結構な枚数を撮影しましたが、接写リングのせいと思われるAFの病気を発症してしまっていて、きちんと撮れたのは数枚でした。これは、その中のベストショット。

接写リングは相手にあまり近寄る必要がないのが良いところなのですけれど、ピント合わせが難しいですね。特に、ピントが合う範囲の限界付近での写りがとても厳しい気がします。明るい場所で、相手が静止していても、合わない時は合わないのですよね。もちろんモニタ上では合焦しているのですが。

ヒメウラナミジャノメ
ヒメウラナミジャノメ posted by (C)circias

続いてヒメウラナミジャノメ。草の中に隠れているのをそっと撮影してみました。どうも私は地味な蝶が好きなのですよね。コミスジ、ツマキチョウ、ヒメウラナミジャノメは撮っていて実に楽しい被写体です。ヒメウラナミジャノメは、このどことなく猫っぽい縦線入りの目とか、可愛いでしょう。ただこの子らは非常に悪戯者で、やたら他の蝶にちょっかいを出すので困ります。

キチョウ
キチョウ posted by (C)circias

最後は、キチョウ、もしくはキタキチョウ。葉の下に潜り込んでこういう姿勢をとるのは休息をとるためで、主に夕方や雨天時の行動です。基本的に蝶は明るさに反応するようで、この時はかなり曇っていた事から、こうして葉の下に隠れたのでしょう。しばらくして雲が晴れたら、活動を再開していました。

ところで接写リングですが、どうやら蝶を撮るには16mmのみでも充分のようです。むしろ、無駄に大写しにならない分、周囲の様子も一緒に写真に収められるので、かえって好都合であるくらいですね。

10mm+16mmの場合と比べてピントが合う範囲は遠方に向かってだいぶ広がりますが、ピントの微妙さと被写界深度の問題は相変わらず。確実を期したければ、オートフォーカスでピントを合わせた後、マニュアルフォーカスで調整をした方が良いのかも知れません。ただ蝶が相手の場合、悠長にピント合わせをしていると撮り逃すので、むしろ失敗覚悟で複数枚撮るようにした方が現実的かもしれませんが。
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