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日々の便り

 

日原鍾乳洞

ふと気がつけばもう5月、連休がスタートしました。暦通りなら今日から連休になるのですが、会社によっては先週土曜日からの大連休というところもあるようですね。実はうちの会社も、今年は珍しくそちら側でした。しかし生憎、色々とやらなければならないことがあったり、序盤の数日は天候が不安定だったりで、旅行は無し。ようやく昨日、ちょっぴり遠出をしてきたところです。といっても、これも家族サービスなんですけれどねぇ。

今回の行き先は奥多摩、日原という場所にある鍾乳洞です。一応観光地なのですけれど、周囲には食堂を兼ねた小さなお土産屋さんが一軒ある他は、人気のほとんどない民家がまばらにある程度。しかもバスは日に数本しかないという、「限界集落」という単語が連想されるような場所です。

立川から青梅線に乗り換え、青梅で降車。向かいのホームに待機している4両編成に乗り換えて奥多摩へ。奥多摩駅前に停車している「鍾乳洞行き」のバスに乗り換えたら、そのまま終点まで。バス停を下りると目の前には橋がありますので、橋を渡って突き当たりを右へ、そのまま道なりに歩いて行きます。

鍾乳洞へ
鍾乳洞へ posted by (C)circias

上の写真は、道中の様子を写したもの。この通り緩やかに登る林道を、鍾乳洞に向けて歩いて行きます。最初の分岐以外は一本道なので、橋を渡ったところで間違えなければ迷う事はないでしょう。それにしても、新緑がきれいですね。清々しい景色の中を8〜10分程度歩くと、やがて右手に看板と売店、そして小さな駐車場が見えてきます。鍾乳洞の入口は、その少し先。次の写真は、道路から鍾乳洞へ下って行く階段の上から見下ろした風景です。

鍾乳洞を見下ろす
鍾乳洞を見下ろす posted by (C)circias

画面中央左手の青い看板が入場券売り場で、その右斜め上に小さく写っているのが鍾乳洞の入口。入場券を買ったら、画面中央右手の細い橋を渡って、鍾乳洞入口のある対岸へ渡ります。ちなみに、入場券売り場の先には幾つかの建物と道路があるのですが、このあたりではかつて落石や土砂崩れがあったそうで、全面通行止めになっています。入場券売り場の横には橋が流された跡があるのですが、もしかしたらこれも、その時のものなのかも知れません。

鍾乳洞入口
鍾乳洞入口 posted by (C)circias

上の写真は、鍾乳洞入口。この入口の前に立つと、洞窟内から冷たい風が吹き出している事に気付きます。洞内の温度はだいたい一定で、10度前後とかなり低め。入ってしばらくの間はかなり寒いと感じるでしょう。しかし、寒く感じるのは最初のうちだけです。内部は非常に湿度が高いため、汗が全く蒸発せず、体温が下がらないのです。そのため、薄手の上着を一枚着ているだけでも、じきに暑いと感じるようになるでしょう。

入口付近
入口付近 posted by (C)circias

洞窟内はLEDライトで照らされており、真っ暗闇ではありません。とはいってもいかにも洞窟らしい、雰囲気のある照明ですので、写真撮影にはまったく向いていません。写真を撮るのであれば、シャッター速度優先にしておかないと、手ぶれで大変な事になるでしょう。上の写真は、入口付近の狭い通路ですが、奥に進むに連れて天井は高くなります。中でも次の写真の大空洞は天井が非常に高く、迫力がありました。

死出の山
死出の山 posted by (C)circias

なお、写真タイトルが酷い事になっていますが、私のせいではありません。このエリアの名前が「死出の山」なのです。他にも「賽の河原」ですとか、「三途の川」ですとか、「地獄谷」ですとか・・・まぁ地獄がらみの名称のオンパレードでして。鍾乳洞と言っても、ここの鍾乳石は黄褐色のごつごつとしたタイプなので、神秘的で美しいというよりは禍々しい雰囲気になりますので、そういう連想になってしまうのでしょう。

鍾乳洞には最初に見付かった「旧洞」と、あとで見付かった「新洞」があります。まずは旧洞をぐるりと周り、復路で新洞に寄り道する形で順路が組まれていました。新洞は旧洞から上方向に伸びているため、かなりの高さを階段で上り下りすることになります。次の写真は、新洞の終盤付近。ここは広々としていますが、非常に狭かったり天井が低かったりする場所もありますので、大柄な人は苦労するかもしれません。

新洞後半
新洞後半 posted by (C)circias

順路を一巡りするのにかかる時間は、だいたい30分程度。たいした時間ではないのですが、滑り易く傾斜の急な階段を歩き続けるため、結構太腿が疲れます。洞内を何周しても良いのですが、案内した家族は一週で音をあげていました。創作の世界に出て来るような地底探検気分はなかなか楽しいのですけれど、初めてだと結構疲れるようですね。私は二度目なので、それほどでもありませんでしたが。

さて、洞窟を出たは良いのですが、現在11:50。しかし、次のバスは13:20。時間が余り過ぎです。仕方がないので、まずは鍾乳洞側の食堂でお昼ご飯。それでも大いに時間が余ってしまったので、鍾乳洞から、途中のバス停である東日原まで歩く事で時間を潰しました。次の写真は、途中で見掛けた飛行機雲と新緑のコラボレーションです。春ならではの鮮やかな緑は、どれだけ眺めても見飽きる事のない美しさでした。

新緑と飛行機雲
新緑と飛行機雲 posted by (C)circias

しかも良く見ると、ところどころに山桜が咲いているのです。これがまた、風景に良いアクセントを加えてくれていまして。洞窟探検もなかなか面白い体験でしたが、むしろ感激したのは、この景色の方かもしれません。いかんせん交通の便が悪いのは難点ですが、山の良い景色と貴重な地底探検を日帰りで味わえる、一度は行って損のない場所だと思います。


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